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タイパ重視 サビまで待てない

 タイパがついに日経一面になった。言葉としてサラリーマンご用達新聞の一面になるぐらい浸透しているかと思うと、最近になってこの言葉に注目しているおじさんは遅れているのかもしれない。

 記事では、短縮の例として最近の楽曲がイントロが短いもしくは無くなってしまったことを上げている。昭和・平成の名曲は結構イントロが長かった。(例えば「ラブストーリーは突然に」は29秒。)それが「夜に駆ける」等ではとうとうイントロなし。もはや「ドレミファドン」は番組として成り立たないのか?

 倍速視聴が常識となりつつある現代。ゆったりイントロなど聞いていたら、時間がない。現代にはやりたいことが多過ぎるのだ。

 出来る行動を次々短縮し、可能な限り余裕時間を作ることは悪いことはないし、有益なことかもしれない。

 でも余裕時間を作ってもすることのない者はどうする。タイパの悪い人生だから短縮ということにはならないとは思うが。

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