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冬ドラマ視聴率

 ドラマ好きなので、ドラマの視聴率には関心がある。2022年冬季ドラマの視聴率ベスト3は今のところ、1位 鎌倉殿の13人 2位 DCU 3位 相棒 season20 とのこと。但し1位の鎌倉殿の13人が14%前後と、かつてドラマ視聴率が30~40%なんてのもあった時に比べると隔世の感がする。

 しかし、このリアルタイム視聴率自身がどれだけドラマの人気を表しているのかはなはだ疑問となってきている。このことは多くの方が気付いていると思うが、もはやドラマはリアルタイムに観られるだけのものではなくなっている。視聴の仕方もリアルタイム以外、個人での録画は言うまでもなくNHKなら再放送・BS・NHKプラスで見られるし、民放も夜中や日曜の再放送・Tver等で視聴が可能で、それらも全て足し込まなければ本当の視聴率とは言え無そうである。

 また、視聴率の調査対象もテレビを設置している家庭から抽出しているが、今や20代の半数はテレビを見ないとのこと。テレビそのものも持っていないこともある。そういう世帯は最初から調査対象ではないので、昔と比較するのも無意味かもしれないが。

 ではドラマを見ている世代とはどんな世代だろう。人気のドラマを見る限り、中高年世代が多い様である。中高年は刑事物・医療物・そして水戸黄門的な勧善懲悪一話毎完結が好まれるようで、ランキングの上位の傾向は正にそれを表しているのかもしれない。

 しかしだからと言ってそれら以外のドラマが作られていないかというとそうでもない。何故か各局とも10時以降の枠のドラマは増えている。このあたりのドラマはリアルタイム視聴というより最初からオンデマンドで観られることを意識しているのかもしれない。今冬4位の ミステリーと言う勿れ は遅い時間のものではないが追っかけ視聴が記録的とのこと。このあたりが今後のドラマというコンテンツの見られ方を表しているのかな。


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