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くろりすの気まぐれエッセイ 2022

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くろりすのエッセイ集2022年版です。
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記事一覧

学級旗

 これは、私がかつて犯した大きな過ちについての話だ。  中学生の頃、体育祭における学級活…

くろりす
1年前

卒業

 先日、大学四年生の私は無事に、卒業式の日を迎えた。  もともと、私は卒業式のようなイベ…

くろりす
2年前
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「せっかくの大学生活なんだから」に思うこと

 「せっかくの大学生活なんだから○○しなさい」「大学生は~したほうがいい」。大学生として…

くろりす
2年前
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教養の灯をともす

 教養のある人と話すのは本当に楽しいもので、それまで全く知らなかった情報が、全く予期しな…

くろりす
2年前
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あの日から、11年。

 11年前の3月11日。私は当時関西地方に在住していて、その日は小学校で卒業式の練習をしてい…

くろりす
2年前
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それでも、「戦争反対」と言い続けなければならない。

 最近、毎日の夕食の時間が少し辛い。何も、食卓に何か変わったことがあったわけではない。け…

くろりす
2年前
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「家族で年越し」は、少しだけ疲れる。

 三箇日を過ぎて久々に普段通りの一日を終え、心のどこかでほっとしている自分がいる。  実家暮らしの私はこの年末年始を普通に家族と過ごした。美味しいものを飲み食いし、普段あまり話す機会のない両親とおしゃべりしながらテレビを観た。非常にありがちで、特に苦労も困難もなく、お手本のような年越しだったと思う。・・・ただ、それがひと段落して、なんだか肩の荷が下りたような気がしたのは事実だ。  思い返すと、イベントという非日常は、かつて私にとって「日常の上位互換」であり、永遠に終わってほ