見出し画像

世界は悪いことばかりじゃない、希望もあるはず。まずは伝え方から変えていこうよ!

こんにちは。チャリツモインターン生のアンです。

さて今回は、数ある素敵なチャリツモの記事の中から、私が気になったものをご紹介します。

選んだ記事はこちら
古田大輔さん、ジャーナリズムってなんですか?(前編)
古田大輔さん、ジャーナリズムってなんですか?(後編)

これまではジャーナリズムの情報を受け取る側にいましたが、ライターインターンとして発信側になるということで、ベテランジャーナリストの古田さんのインタビュー記事を読んでみました。

私が感じるジャーナリズムの力

小さい頃から、本を読んだり、ニュースやドキュメンタリーを観たりして、新しいことを学ぶこと、知ることが好きでした。
なので、日本中、世界中にある出来事を教えてくれるジャーナリズムには、自然と関心を持つようになったのです。
ジャーナリズムを通して新しい価値観に出会い衝撃を受けたり、モヤモヤが腹落ちしてすっきりしたり…。
そんな風にジャーナリズムに触れてきました。

これまでたくさんの情報をジャーナリズムを通して受け取ってきた中で、ジャーナリズムには2つの力があると感じています。

ひとつめは、「感情を掘り起こす」力

ジャーナリズムを通して伝えられているのは、単なる情報かもしれないけれど、その情報を受け取ったあとに、心が動くことってありませんか?
喜びだったり、悲しみ、または怒りのこともあるかもしれません。

そう。報道は単なる事実や情報だけじゃなくて、”感情”も同時に届けていると思うのです。

そして、もうひとつの力は、「人を動かす」力

報道をみたことで掘り起こされる感情は、人が行動を起こす原動力になると思います。
実際に、報道の写真や映像をきっかけに、デモやボイコットが起こったりもしますよね。そこから、国際的なムーブメントに発展し、社会に大きな影響を与えることもあります。

ジャーナリズムって、そのように人が動く、人を変えるきっかけも、社会に与えていると思うのです。

大きな世界規模の話でなくても、身近な行動が変わったりする例もありますよね。

昔、テレビでサメに関する映像をみたことがありました。
幼かった当時の私は、とてもショックを受け、大きな悲しみを抱いたのを覚えています。そして、フカヒレは絶対に食べない、と決意したんです。
もともとフカヒレは、そんなに食べる機会は多くない食材ですが、それでもたまに「フカヒレ」の文字を目にすると、今でもその時の感情がなんとなく戻ってきます。
当時の決心は今でも続いていて、感情も薄れていない、ということを考えると、その影響力の大きさをとても感じるのです。

ソリューションジャーナリズムって?

ジャーナリズムには、人の感情と行動を動かす大きな力があると思っていた私なので、記事中のこの言葉には、ぐさっときました。

“ネガティブな事件やニュースを探して報じ続けるジャーナリズムって結局みんなを憂鬱な気持ちにさせるだけなのでは?”

世界で起きていることを伝えたり、権力の監視したりするジャーナリズム。社会にとって重要な役割を担っているのですが、ジャーナリズムのやり方次第では、人の感情に負の影響を与える可能性がある、と指摘されることもあるといいます。

世の中には、眼をそむけたくなるかもしれないけど、知るべき事実がたくさんあります。でも、こうした事実だけを伝えることで「この世の中にはどうしようもない悪いことしかない」と、情報の受け手を意気消沈させてしまうかもしれないのです。
ジャーナリズムの「感情を掘り起こす」力が、悪い方向に働いてしまうこともあるようです。

そこで、解決策として出てきたのが、ソリューションジャーナリズム
ただ「問題」だけを伝えるのではなく、どうしたら解決していけるか、今どんな取り組みが行われているか、ソリューション=解決策も同時に報道しようよ!という動きだそうです。

たしかに、問題はあるけれど解決のためにがんばっているよ!というニュースをみると、元気をもらえますよね。
「私たちも、何か行動してみよう!」「頑張れば解決出来るかもしれない!」と思えるかもしれません。

ソリューションジャーナリズムの視点で生きる

ソリューションジャーナリズムという言葉、この記事を読んで初めて知ったのですが、とても印象的でした。
そして、このソリューションジャーナリズムの姿勢って、生き方にも通じる大切なことだと思うんです。

人生に置き換えてみても、悪いことや出来ないこと、気に入らないことだけに注目していたら、イライラするし、気分も沈んじゃう。

私も過去に、「できないできないおばけ」にとりつかれたようになってしまって、自分が出来ないことをただ責め立てているだけの時期もありました。
でも、そんな時って何も解決していかないんですよね。憂鬱になっていくだけ。

そういう時こそ、考えていることの焦点を、一度変えてみるといいかもしれません。
ネガティブな面を責め続けるわけでもなく、目をそらして無いことにするわけでもなく、それを事実として受けとめる。そうした上で、解決に向けて自分ができる事を前向きに考えてみる、という意欲的な姿勢は、人生においても大切です。

今年は、コロナがやってきて変わってしまったことも多いけれど、今まで「当たり前」だと思っていたことに気づかせてくれた面もあるんじゃないでしょうか。こんな今だからこそ、このソリューションジャーナリズム的思考、やってみようと思います。


どんなことも良いことばかりじゃないのは、当たり前。
ジャーナリズムでも、人生でも、それにアプローチする方法が大切なんだなと感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?