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IT音痴はいくつになっても克服できる!よね?

世の中のIT化が進み、機器やツールを使いこなしている人と使えない人との「デジタル・ディバイド」が社会問題化していますね。

事実私たちアナログ世代の中には、
「そもそもIT使うような仕事してきてないし」
「今からどう頑張っても若い者に適うわけない」
とITに適応することを半分諦めている人も結構いるようです。

たしかに今の40代以上の人や現場職系に長年従事してきた人は、IT機器を補助的に使うことはあっても、常に最先端でアップデートされた技術に触れる機会が少なかったのではないでしょうか。

しかし、今後は役所の手続きを含め、生活のあらゆる面でWeb化・IT化されてくるのは間違いありません。また既に現場系の仕事でも徐々にIT機器が導入され始めているという事実も。

…いやいや、もうそんな脅しは聞きたくないし言いたくもない。さんざん言われ続けてきたのだから。
そんなことより今回は「使いこなせれば今よりも楽しいことが増えるし幸福度アップするよ!」とお伝えするのがこの記事の趣旨です。

IT音痴の特徴


最近はIT音痴・デジタル音痴のことを「ITリテラシーの低い人」と呼ぶようですね。
ITリテラシーの低い人について、特徴と克服法を綴った記事が幾つもあることがわかりました。ただし、憂慮すべきことに当の本人たちは「ITリテラシー」という表記を知らず、そう呼ばれている自覚すらない可能性も大。となると解決のための有益な情報にたどり着くこともできないわけです。

私がそうでしたから(笑)

ですのでここではITリテラシーではなく敢えて「IT音痴」という表記をし、そんな私たちの特徴を挙げていきます。

パソコン用語やネット用語が解らない

まずIT音痴はパソコンやインターネットの用語が解っていません。だから解らないことを自分で調べることも人に聞くこともできないのです。
だから「自分で調べろ」と言われても、それ以前の問題です。

判らないことをググる習慣がない

よく「ググり方が解らない」人が多いといいます。スマホやPCの画面操作もですが、検索ワードの選び方ひとつ取っても得意・不得意があることがわかりました。

ただ経験則から言わせていただくと、ワード選択はセンスの問題ではなく、慣れで克服できます。

その前にIT音痴はそもそも「調べる習慣がない」ことも指摘されています。
実はこれも経験則ですが、わからないことがあったらその場で調べることを習慣づければ検索スピードはアップします。

パソコンの基本操作がわからない

IT音痴はパソコンの電源の入れ方・切り方、ファイル・フォルダが解りません。保存なんてしたら最後、どこにあるのかわからず「無くした!」と大騒ぎ。
そして画面がフリーズすると「壊れた」と認識し、電源ボタンを押します。軽くタッチか長押しかもわかっていません(笑)

IT音痴の原因

IT化の波に乗り遅れてIT音痴と呼ばれる状態になる主な原因は、次の3つではないでしょうか。

  • 世代

  • 地域や職場などの環境

  • 過去のトラウマ

国の旗振りでIT化が進んだのは2000年以降の話ですので、それ以前に生まれ育った世代はITに疎いのも無理はないのです。つまり、IT音痴になったのではなく、周りが速すぎたのです。

加えてデスクワークか現場職か、生活する地域なども影響しています。

3つ目のトラウマですが「過去にPC・ネットでイヤな経験をした」人が多いのではないかと感じています。具体的には…

  • フォーム記入や送信がわからず手続きに失敗した

  • 検索しても変なサイトに繋がって必要な情報に辿り着けず諦めた

  • 操作を人に聞いたら「自分で調べろ!」と邪険にされた

だから「パソコンなんて大っ嫌い!」「もうインターネットなんて充てにしない!」と思ってしまい、使えないまま放置する結果に…

しかし、ここで躓いてはもったいない。乗り越えればこれまで想像もしなかった人生が拓けるかもしれないのです。

脱IT音痴で人生こんなに豊かになる!

IT・Webが使えないことの弊害は「世の中に置いて行かれる」ことではなく「自分の可能性を狭めてしまう」ことです。

むしろ使えればできることが増え、やりたいことが指数関数的に増えていきます。IT機器やツールが使えたらどれだけの「自由」が待ち受けているのか、ここから紹介します。

面倒な手続きがWebで完結

買物や銀行の手続きもWebでできれば楽だし効率が良いですよね。

じつは私もごく最近ネットバンクデビューしたばかりですが(笑)、わざわざ通帳持ってATMに行かなくて済むのは助かります。金曜の夕方に振り込み依頼されても「週明けまで待って」って言わなくて済むのですから。

また昨今はネットショップのおかげで「あちこちの店を探したけど見つからなかった」という”ご足労”がなくなりました。

移動が辛くなったご年配の方ほど、この幸せを享受していただきたいと感じています。

検索力アップで知力爆上げ

何でも調べるクセがつけば、驚くほど博学になります。
私自身は大学生の甥っ子がことある度にググっているのを見て、真似しているうちにみるみる検索力が挙がりました。

Webライター業を始めたせいもあるでしょうが、半年前には辿り着けなかった情報に今は簡単にアクセスできるようになり、ネットの海を自由自在。

そして検索力アップに伴い、好奇心が芋づる式に増殖。これこそ最大のボケ防止策になると確信しています(笑)

ツールひとつ覚えればあとは応用

Excel、Word、PowerPoint、Googleスプレッドシートにドキュメント…
仕事するのにこんなにたくさんのツール覚えないといけないの?
と悲観的になるのは拙速というもの。

実はWordかGoogleドキュメントなどの文書作成ソフトどちらかひとつとExcelかGoogleスプレッドシートなど計算ソフトひとつ覚えれば、あとは似たようなものだから応用で何とでもなります。

自己実現と副収入の道が拓ける

実はここが私が今いちばん体感していることです。

またまた自分を例に出してしまいますが、私自身1年前まで自宅PCのOSも知らない状態でした。それが失業を機に一念発起してパソコン教室初心者コースを受講。そこからパソコンで文章を書く楽しみに目覚め、今ではWebライターの仕事をするまでになっています。

ちなみに前職の介護職ではPCでの書類作成がイヤでいつも逃げ回っていました。そんな私でもパソコンで仕事ができるようになったのだから、間違いなく誰でもIT音痴は克服できます!

IT音痴克服のカギは好奇心!

若い人はスマホを使い過ぎると脳内に未処理情報が溜まりすぎて「スマホ認知症」になる恐れがあると聞きました。頭にアプリキャッシュ溜まっちゃう感じでしょうかね…(あってますか?この例え)

しかしスマホもPCもえっちらおっちら覚えるシニア世代にはむしろ認知症予防になるに違いありません。

もともとIT音痴の人がシニア世代でITに目覚めたら一気に世界が拡がって「翼を授かった」くらいに感じるでしょう。さらにWebで仕事まで取れるようになれば万々歳です。何も87歳現役プログラマー・YouTuberの若宮正子さんを引き合いに出すまでもありません。


…書いてていつも思うのですが、私が一番伝えたい相手はそもそもここ(note)にはいないんですよねきっと(笑)(笑)


ひとつだけ懸念しているのが、IT化社会で情報収集・処理が加速したことにより
「やってはいるけど人より遅い」
「調べているけど調べきれない」
人を責めたり軽蔑したりする風潮が見られることです。

社会全体、どこかITに馴染んだ層と馴染めない層がお互い相容れないという印象も受けます。相互理解がなければデジタル・デバイドがますます拡大してしまうでしょう。

頑張る人を排除せず、温かく見守り支援することこそが、全体最適への第一歩といえないでしょうか。

PCやスマホ画面を前に「あれ?」っていう顔している人がいたら、ちょっと手を差し伸べてあげて欲しいのです。教える方のちょっとの勇気と、教わる側もちょっとの勇気で、まず一歩踏み出しませんか?


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