2021年の1年間を個人的に振り返るだけ

はじめに

 皆様お久しぶりです。charengerでございます。
 初めましての方はGood Game Companyの代表を勤めているcharengerと申します。この機会に覚えて頂けますと幸いです。
 今年は非常に多くの方にご協力を頂き、個人的にも団体的にも大きく成長した一年でした。当然のことながら"うまくいったこと"もあれば"うまくいかなかったこと"もあるので、今日はそれぞれ個人的に分析をしていきたいと思います。(あくまで個人の意見ですので温かい目で見守って頂けると幸いです)

今年うまくいったこと

1. 年間総エントリー者数2万人超え
…毎日開催等でないにも関わらず、前年比約10倍を記録したのはなぜか?
要因:参加者視点に拘った技術力強化を実施したこと
背景:今年初めに実施していたGGC主催大会や、昨年の大会では集計結果が出るまでの速度が今のように終了とほとんど同時ではなかったことから、多くの参加者よりアンケートで『待ち時間にストレスがある』と記載頂いておりました。そこで、1年間ひたすら参加時にストレスになりそうな部分をなくしていくということを行い続けました。その結果参加者数が前年に比べて大きく増加したのではないかと分析しております。

2. 同時視聴者数1,000人達成
…GGC杯Shadowverseにて同時接続者数が1,000人を超えることが出来たのはなぜか?
要因:アディショナル直後というタイミングが注目度を高めた
背景:GGC杯Shadowverseでは、出演者並びに出場者全員が公式大会等で一定以上の実績を持つ方で構成させて頂いております。その為、多少注目を集めることは必然ではあるのですが、11月に開催したイベント時は、アディショナル直後という新環境に変わってすぐであったことから、トッププレイヤーがどのようなデッキ構成を行うのかに注目が集まり、多くのユーザーがイベントの視聴を行ってくださいました。

3. イベント告知ツイート1つでのインプレッション数が140万超え
…AGCTの告知ツイートでインプレッション数が140万を超えたのはなぜか?
要因:RT数が多かったことに合わせて、フォロワー数が1,000を超えるユーザーが多かったこと
背景:1,000RTを超えたAGCTの告知ツイートは、AGCTへの参加者ほとんど全員がRTを実施してくださっただけでなく、参加者の中にインフルエンサーと呼ばれる配信者等が多数おり、フォロワー数が1,000を超えるユーザーが普段のAGCTに比べて多かったことがインプレッション数140万を超えた要因であると分析しております。

4. "趣味"から"仕事"へ変換できたこと
…運営メンバー全員の生活を維持するためにGGCとしての活動を"仕事"に変えられたのはなぜか?
要因:運営メンバー全員が仕事として取り組みたいという強い意志を持ち、目標達成に向けて技術を極め続けたから
背景:当団体ではクリエイターを仕事として生活したいと考える人や、オンラインイベんトの営業で生活をしたいと考える人、システム開発を仕事として生活したいと考える人、企画を考える仕事として生活をしたいと考える人等様々なメンバーがいますが、全員を目標達成のために一番近い部門でお仕事を受けてもらっています。そこで技術力を10月まで磨き続けた結果、11月から運営代行案件募集やクリエイト制作案件の募集等を行った結果、皆様より必要とされる状況となり、1か月間で30以上のイベント運営代行依頼等を頂戴することが出来ました。

今年うまくいかなかったこと

1. メンバー教育
…団体としての成長速度が速すぎたことに伴い、運営メンバーが状況に追いつけていない状況であった。
要因:団体成長のタイミングが急速に訪れたこともあり、メンバー全員が同じ技術力や意識を持つ前に団体拡張を行ってしまい、教育面を後回しにしていたこと。
背景:当初GGC設立時に立てていた計画では、当団体が今の規模まで大きくなるまでにあと2年ほどかかると想定していました。しかしながらコロナウイルスの影響もあり、お家時間が増えたことに伴いeスポーツやオンラインイベントへの需要が急速に高まり、技術力を持つ団体の需要も急速に増えてきました。その際に、私ときつねが「当たり前のように行っていること」は「誰もが当たり前のように出来ること」であると勝手に思い込んでいたこともあり、細かい教育面を後回しにしたことで運営メンバーの中で成長速度についていけないメンバーや、社会人としての最低限の基礎や、ネットリテラシー等を知らずに問題が発生することが幾度かありました。来年は成長速度を維持しつつメンバーへの教育機会を作っていく予定です。

2. GGC公式Twitterアカウントのフォロワー数1万人に到達できなかった
…昨年10月末にフォロワー数が1,000人を超えた当団体の公式Twitterアカウントですが、今年の頭に年内1万フォロワーを目指す旨を宣言し、現在7,300人程(約73%)
要因:SNSマーケティングの分析を感覚だけに頼っており、データと異なっていたこと
背景:SNS運用を私が行っていたが、「フォローしたくなるツイート」や「バズルツイート」に関するデータ分析を行っておらず、目の前にある数字(1ツイートごとのインプレッション数やRT数等)だけを追いかけてしまっていた。現在、Twitterアカウントの盛り上がり度を数字化する方程式を開発中であり、それと同時に人気のあったツイートに関する言語分析も実施可能なシステムを作成中です。来年中に完成させ、GGCのアカウントをフォローしたいと思ってもらえるツイートにしていきます

3. 早急な組織編制
…段階に合わせた組織編制を成長速度に合わせて随時変えることが間に合っていなかった。
要因:私自身が現場レベルでの環境の変化を追いかけ続けることが出来ず、組織編制に関してのバリエーション知識が乏しかったこと
背景:1にも記載の通り、ありがたいことに急速な成長を団体としてさせて頂いた際に、規模が大きくなるにつれて現場と企画の分担ごとでの分離が起こってしまった。主な原因としては、全案件における企画部分や外部とのやり取りを私が大半を行い、一部を各部門長で行い、そこで決定したことが現場におりて実施するという形になってしまったことで私と現場の間に情報共有が行き届いていないことが幾度かあった。来年は現状を踏まえて、縦割りと横割りの両方を軸とした碁盤の目組織編制で情報の行き違いや、最終ビジョンの共有を行っていく予定をしております。

4. 一トップ型の運営実態
…全案件が私の一声で決まるため、組織の拡大と同時に私に対して気を遣うメンバーも出てきてしまったこと
要因:各部門長のキャリア成長が間に合わず、各部門ごとで完結可能な流れを作りきれなかったこと。
背景:1に記載したメンバーへの教育という中には、運営メンバー全員のキャリアアップも含まれています。当然入ってすぐの頃は技術や運営の流れを覚えることから始まりますが、一定期間が経つとそこを極めるのではなくチームとして他の運営メンバーを率いていく人材になる必要があります。組織の成長とキャリアアップの教育が比例して実施することが出来ず、現場で各々が考えながら壁を乗り越えていく方法のみ行っていました。その結果、キャリアアップが思うように進まず、権限の分散が未だに出来ていない状況があります。来年は、メンバー全員への教育だけでなく、キャリアアップという部分にも力を入れて、教育するべき部分と実践で見につけるべき部分を明確にして、団体の組織を全員がそれぞれの立ち位置に合わせて責任を持てる環境にしていきます

5. 法務、財務的人材の発掘
…知識の乏しい私が1人で法務や財務等を担当しているが、今後 to B へと団体の取り巻く環境が変わることで発掘が必要。
要因:1人で抱え込んでしまったことにより、中枢を担う人材の育成と発掘を後回しにして疎かにしていた為。
背景:4にも記載の通り、団体の中枢を担う人材の育成が思うように進まなかったことに対して、団体の成長は止まらず続いています。それに伴い友人等の知識があるメンバーに相談する機会が増えたこともあり、来年は団体として知識を持つ優秀な人材の発掘が必須なのではないかと考えております。

まとめ

 長々と書いていましたが、うまくいかなかった点を振り返ると『人事』『法務』『財務』等の組織として中枢を担う部分を1人で行ってしまっていたことに尽きると思います。
 当然、新規市場の小さな団体故にどの程度優秀な方を迎え入れることが出来るかはわかりませんが、GGCという団体が10年後や100年後も盤石な組織であり続ける為にもいち早く中枢となる部分の組織編制と人材獲得を行い、来年更なる団体の成長にも耐えうる組織力をつけていきたいと思います。
 また、現場と上層部の乖離を防ぐためにも、定期的に運営メンバー全員との面談を行いながら、普段のミーティングでは見えてこない問題等も取り除いていきたいと考えています。

本年は皆様本当にありがとうございました。
来年も引き続きGGCとcharengerを何卒よろしくお願い申し上げます。

マイナビニュースさんでインタビューを受けました


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