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Chara「命のまつり」その43~不妊治療、精神力と体力、そして経済力

37歳からの不妊治療でかなり出遅れたスタートだった。
とにかく、医師を信じてついていくしかなかった。

基礎体温を毎日を測り、月経周期を確認した。
すでに私の周期はサイクルが短くなっていた。
早い時は23日、ながくて25日だった。もう自分の体は卵胞を育てる力が弱くなっているのかと寂しくなった。
そして、卵管造影検査を受けてさらにショックを受けた。
右側の卵管が閉塞していることがわかった。
ふっ~ ( ´Å`)・・・・

夜勤をしながら通院を続けた。

医師から、心身のストレス状態をみるために唾液によるコルチゾール検査を受けるよう言われた。
結果は、「高いねぇ~、あんまり高いと妊娠しにくいよ」と一言、
グサっと胸に刺さった。

子どもを授かりたいという願いと、自分の体のコンディションや精神力は
もつのだろうか・・・という不安もあった。

そして、クリニックはいつも予約で一杯で同じように子どもを願う人が多く通院していた。
それゆえなのだと思うのだけど、自分の内診が終わり下着をはいて身支度している間に、次の人が呼ばれカーテンの向こうで診察室に入ってくるという現実があった・・・・。

びっくりしたけど、何も言えなかった。
そして、すぐに体外受精に向けたスケジュールが組まれていった。

貯金通帳を見て、体外受精を何回まで受けることができるだだろうか、
心や身体はどれくらいついて行けるだろうか・・・・
そんな思いで始まっていった。

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