仕事でくたくたになった対人援助職が人生をとりもどすブログ~省エネ感情労働に突入する前に・・・

対人援助の仕事をしていると、一度や二度は感情労働という言葉を聞いたことがあると思います。

そうなんです!! 
私たちは、自分の感情をコントロールしながら、自分のリアルな感情を抑え、相手に向き合って対人援助という仕事をしているんです。
目の前の相手が望むことを考えて、相手が期待していることをして、笑顔で話しかけ、優しい言葉をかける。

例え、疲れていても、悲しくても、家で家族と喧嘩してイライラした気分を引きずっていても、まるで演技するように振る舞っているんです。
相手にあわせ感じ方や振る舞いを変えてその場をやり過ごしているんです。

看護師の仕事でもそうでした。
ご逝去された患者さんを見送り、ご家族にお悔やみの言葉をかける。
そしてすぐに、入院患者さんの受け入れ、笑顔をつくって安心して入院生活が送れるようオリエンテーション、そうかと思えば、急変した患者さんの処置でばたばた走りまわる。まるで感情のジェットコースターのようでした。

それを看護師の友人は「看護師は女優なんよ」と言っていました。

その時は、それもそうかもねと思いながら舞台裏の休憩室で同僚と思いっきり喋ってデトックスをしていました。上手く自分で気分転換できたり、誰かに相談できる人はいいと思います。

それができずに、相手に合わせる日々が続き、それがあたかも本当の自分であるかのように勘違いしてくる。そして、心のアンテナがくたびれてきて、感情をできるだけ使わない働き方になって、省エネ感情労働に突入する。それは、意識的なのか無意識なのかわからないけど、自分を守ろうとする本能なのかもしれないと思うのです。

ここで、私は叫びたい!!

  私は女優じゃない、私はわたしなんだぁ~


日々の情緒的な触れあい、腹を抱えて笑ったり、共に悲しんだり喜んだり、自分の気持ちや感情を感じて大切にしたい。
自分のリアルな感情につながって、感じて、そして相手ともつながって仕事ができたらと思うのです。

そう、まず自分の感情につながること、

    自己共感が大事なんです!!


去年から、NVC(非暴力的コミュニケーション)、を学び続け自己共感の大切さを知りました。対人援助職の人は相手に共感することばかり教えられ、自分を大事にすることを忘れているような気がします。

だからこそ、命のエネルギーにつながる自己共感ができるようになってほしい、そんな気持ちです。そして、命のエネルギーにつながって、自分を大切にして欲しい。

仕事でくたくたになった対人援助職の方へ

自己共感し人生に命のエネルギーを吹き込んでみませんか


今日も、読んでいただきありがとうございます。






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