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Chara 「命のまつり」その7

前回に続き、小学生時代の思い出を綴ります。

昭和40年代後半から50年年代前半にかけて小学生時代を過ごしました。
祖父母、両親、妹との6人家族で、田舎の豊な自然に囲まれいい時代を過ごしたと思います。

祖父母は漁業と農業を、両親は会社員でした。農繁期は家族や親戚が協力して海や田んぼを手伝っていました。自然と子どもの頃から田んぼについて行き手伝うと言っては泥んこまみれになったり、おたまじゃくしやメダカをとったりして遊んでいました。ワンカップ大関の瓶いっぱいにおたまじゃくしを取り家の水槽で飼っていました。ある日、足が生えてきてびっくりするくらいうようよしてきました。これはやばい!!と野生の勘が働きすぐに田んぼに返しにいきました。

祖父は代々祖先から受け継がれた自然ともに生きる知恵を持っていました。籾から苗を育て、田んぼの苗代を作り、田植え、毎日水を見に行ったりしていました。そして、早朝や夜に漁に出ていました。日中も岩牡蠣やわかめ、鮑、さざえなどをとっていました。雨の日は、網を繕っていました。

小学校の高学年になると、漁を手伝うこともありました。伝馬船と言われる木造の小型の船に祖父と乗り、櫓を漕いだりしました。祖父が箱メガネと鎌でわかめを刈る際に、微妙に船の位地を調整する役割です。途中で飽きてきたら、船から海に飛び込んで服のまま泳いだりしていました。小学生の私には遊びの延長でしたが、本当に豊かな経験だったと思います。
大人になった今、あの時代にタイムスリップして行きたい気分です。

ありがとう、豊かな経験に感謝です。


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