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悪名高いUSPSが噂通りの塩対応だった話

どうも、charです。

先日、郵便局ヘ行く機会がありました。

とにかくサービスが悪いと評判のアメリカの郵便局、USPS。最寄りのオフィスをGoogleマップで検索したところ、軒並み評価が低い。よくて2.5とか…。コメントを見ると、窓口の人の態度の悪さや処理の遅さが主な低評価要因なようです。

とはいえ、行かねばならぬ。

窓口でもたつくのはいやなので、事前にPRIORITY MAILの封筒をピックアップして、住所を記入。あとは支払うだけという状態にして、朝一番に郵便局へ向かいました。

実は、それまでに2度ほど用事のついでに出そうと持ち歩いていたのですが、1度はモール内のオフィスでちょうど昼休憩中で窓口クローズ、もう1度は金曜日午後ということもあって大行列だったため諦めた私。

今日こそは出さねばと、オープン時間に合わせて車で最寄りのUSPSへ向かいました。土曜日なのでそれなりに混むことは予想していたものの、まぁ朝一なら大丈夫だろうと思っていました。

みんな考えることは一緒か…。

クリスマスシーズンだからということもあるのか、前回諦めたときを遥かに凌ぐ大大大行列ができていました。一応、セルフサービスの機械もあってそちらは半分くらいの長さの行列でしたが、使ったことがないので、やはりここは確実に対人窓口に並ぶことに。

開いてる窓口は2つ。アジア系のおばさまと黒人男性、それぞれ愛想はないけど、最後に「Have a nice day.」とか「Merry Chiristmas!」とか言ってて、そこまで感じ悪くなさそう。ちょっとホッ…。

だいぶ待ち、さてようやく次は私、と思って2つのカウンターの様子を見ていたところ、どちらでもないところから「Next.」とかすかに聞こえた気がしました。

ん?と思い声のほうを見ると、なぜかそれまで一切存在に気がつかなかった女性が座る窓口が、もう1つ存在しました。

気配、消しすぎだろ…。

「Next.」の言い方といい、おそらく、気付かれずに誰も来なかったらラッキーと思っているに違いありません。

ちょっとやだなと思いながら、まぁすでに郵便物は準備万端、お金を払って受け付けてもらうだけなので、大丈夫だろうと窓口に進みました。

「Hi. Could you take care of this?」と明るく手渡すも、無言。

そして、コミュニケーションをとる気が一切感じられないボリュームとスピードで、抑揚のない英語をバーっと何か言われる。

…。1ミリもわからん。

一応聞き返すも、たぶん同じことではなく次のセリフ(形式的に言っておくべきセリフがいくつか決まっていそうな感じ)が同じ調子で返ってきたので、理解するのを早々に諦めました。

クレジットカードを握りしめ、機械の画面だけ見つめて支払いタイミングをひたすら待つ。

値段が出たので払おうとしたら何か言われたので、顔を上げる。「Don't insert the card. 」とかなんとか、要はまだ待てと言われたことだけは辛うじて読み取る。
(もはやオーラルコミュニケーションにならないので、空気を読むことに全集中)

はい、すんません。
すごすご引き下がり、またクレジットカードを握りしめてスタンバイ。

それまで何かを入力していた彼女の手が止まり、封筒を後ろのカゴに入れて、こっちを見た気がした。しかし、無言。瞬時に支払いタイミングと理解。

カードを機械に挿すと、「DO NOT REMOVE. 」の表示。よしよし、やはり支払いは今であったか。

「APPROVED. 」の表示が出てレシートが出てくると、彼女は無言のままそれに丸をつけたり下線を引いたりしてから、ぽいっと私に渡しました。

ん?終了?かな?

半信半疑でとりあえず「Thank you!」と受け取り、ゆっくり窓口を離れる私。引き止められることもなく、こちらに一瞥もくれないので、終わったものと理解しました。

受け取ったレシートを改めて確認すると、一応、トラッキング番号に下線を引いてくれてました。
親切なんだか不親切なんだか…。

こちらの準備次第なところもあるけれど、なにかオプションとか確認事項があったら終わってたな…。

マスクや飛沫防止のアクリルボードなどのせいで余計に声が聞き取りづらい環境になった今のアメリカで、ノンネイティブが生活していくのはなかなか大変だなぁと、しみじみ思った体験でした。

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