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「どっちもやだよ。」と言った話。

そうだ。

という子がいた話。


結局、この事件後すぐに、上司が放出処置をとりました。

うちではもう面倒見られないって話しを、エリアマネージャーに直訴して。

もともと無理っぽそうだとわかっていたのに、マネージャーが「試用期間だけでも使ってみて。」とごり押しされた彼女の結果だったわけで、使ってみての判断が「使えないよ。」だったわけなのです。


が。


今のエリアマネージャーもかなりのポンコツなもんで、

そっちがダメなら別の場所で使いましょうってなったらしく、彼女、隣のセンターに新年から配属になりました。

いやぁ。

今でも全然出来ないのに、無理だよ?

隣のセンター、入居者うちの倍だよ?


一緒にやる人のことを思うと胸が痛みますね。

なんでもチーフ職の人が年明け早々に退職して、残されたのがワタシと同じくらいの時期に入ったパートさんで、ついこないだ社員になったばかりの女性が指導係だそうで。

ほんと、その人がメンタルやられないかと心配です。


そうやって、どの会社でもちゃんとやる人の労力ばかりが増えるから、仕事出来る人ほど疲弊していっちゃう状況なんですよねぇ。



さて。

そんなわけで、現在遅番のパートが0人という状況。

すごいね。

人のとこの心配してる場合じゃないね。


とは言いつつ、ワタシは基本早番のみの勤務なのでほとんど影響はないのですが、それでも申し出まして、今月末に一度だけ遅番に助っ人出勤をします。
ま、日曜なんで、猫らの世話は家人がやってくれるしね。それくらいは協力してあげないとね。


最近は、職場ではもっぱらその話題が乗ります。早くいい人来てくれるといいねぇって話。

同い年男性同僚のCさんと、昨日は洗い物担当でした。

Cさん、男性ということもあり、実は社員雇用を望んでるらしく、この状況での協力を社員から求められてますので、6日間連勤中でありまして。

「あ~、マジで誰か早く来てくれないかなぁ!」

とかデカい声で話し始めました。

まあそうだねぇ、とかなんとか返事をしてましたら、予想もしなかったことを聞かれました。


「楽花さんの前の職場の人で、誰かこっちに移動してくれそうな人いない!?」


は?


一瞬何の話かと思うくらい唐突に言われました。

ようするに、ワタシの前職の同僚を引き抜けって話。

え?なんで?


その発想がどこから来るのかまったくわからなかったのですが、すぐに答えましたよ。


「いや、ワタシに帰ってこいっていうくらいの職場から、どうやって人を引っ張ってくるの?無理っしょ。あっちも人が足りないのに。」

そういったワタシに、そうか~と一度は刀をしまった彼でしたが、何を思ったのか急に質問されました。

「前の職場と今の職場、楽花さんはどっちの方がいいですか?」


( ゚Д゚)。。。えっ?



マジさらに唐突な質問で、しばし考えたあと、出た答えはこちら。


「どっちも・・・・・・やだよっ。


正直ね。

人には両方とも勧めない。こんなきつくて稼げない仕事、人様になんて絶対勧めない。

前職は、あまりに求められることがキツくて時給に見合わないし、
今の場所は、あまりにもレベルが低すぎてモチベを保つのが容易でないし。

ワタシが今の状況に甘んじているのは、あくまで自分の中で、他のやるべき目標を持っているからなわけで。
ま、もちろんそこまでの話は、今の職場の人に詳しく話そうとは思わないけどね。


あまりにはっきりと否定の返事をしたからか、Cさんがたいそう驚かれて。

もともとちょっと人見知りの気のあるCさん。あんまり自分から話したりしないタイプなのに、ワタシのその発言を聞いてめっちゃ食い下がられました。

「えっ?えっ?何がやなんですか?そんなに?え?なんで?なんで?」

「あ!Aさん(バアサン)が、やたら話しかけてくるからですか?」

「あ!Bさんが、やたらに間違えるからですか?」

今まで話したワタシの話を、全部羅列し始める彼。いや、まぁそれもこれもあるけどさ。

やべぇな。こんなに反応されるとは思わなんだわ。


そのうち、

「もしかして俺が原因ですか?」

と、勝手に”ワタシに嫌われてる対象”にまで名乗り出てくれちゃって。
おいおい、そんなにグイグイ来られると、ちょっと怖いんだけど。


もうめんどくさいので、

「あ~!ウソです!ウソです!忘れてください!」

となかったことにさせてもらいました。

まさかあんなに興味を持たれるとは思ってもよらず。


この時。

やっぱり人って自分の目線でしか物事を考えないもんなんだなぁとつくづく思わされました。


ちょっと長くなったので、続きはまた。



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