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おしゃべりクッキング

上沼恵美子さんがyoutubeを開始されたとのことで
えみちゃん大ファンのChappyは早速見に行ったのですが
さすがの一言で、クスっと笑ってしまう絶妙な話術に今更ながら感動してしまいました。

「関西の人は話にオチがないとうるさい」という都市伝説を
皆さんも1度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。

Chappyも関西育ち。
話はうまいとは言えないですし、お笑い芸人のような一発芸も持っておらず
どちらかといえば ただのつまんない人、という感じです。

そのため、さきほどの「関西人レッテル」を聞けば聞くほど
ゲンナリとしていました。
だって、それっと関西圏以外の人以上に
「話のオチ」については厳しい目で見られるってこと。

とは言え、関西在住歴xx年のChappyが思うに

そんな話のオチにうるさい人、自分の周りにいたかな・・
普通に他愛もない話ができてるけどな・・

こんな感じで、世間でもたれているイメージとギャップを感じていました。

そう思っていたChappyが、曲がりなりにも自分も関西人だと悟った瞬間が
約10年前に起きました。

当時勤めていた会社では社員食堂がありました。
周りにコンビニ1つないその会社では、全社員が食堂に集まります。
当然、腹すかせのChappyも毎日そこで食べていました。

ある日、同期の1人が
「ちょっと面白い話があるんだけど」と話はじめたのです。

面白い話って大好き。
さぁ、どんなネタだろうか。こちらも笑う準備が整いました。

「昨日ね、コンタクトをつけようと思ったら、もうなかったんだ
コンタクト買わないとなぁって思ってたから
会社終わってから、そっこーでxxx(イオンモールのような場所)に行ったんだけれど」

ふむふむ

「車でいって、到着してタバコで一服してたんだよね
あ~今日も疲れたなぁって」

ふむふむ!!そろそろ!

「一通り タバコも吸い終わったし、ということで
コンタクトレンズ屋さんいったら、閉まってんだよね
いや~営業時間が18:30までで
それ知らずに、ずっとタバコすってたんだよ」


そこで結末が気になるChappyが出した一言が

「うんうん!!!それで?!」

この一言を聞いた瞬間、同期の顔は一瞬こわばり

「いや、それだけ」

全てを悟りました。笑うべきところは既にきていたのです。
完璧に見過ごしてしまいました。
もちろん、とってつけたように そこから急に
「おもしろいね!!コンタクトレンズかいにいったのに
タバコすうだけになっちゃうなんて!」

と相槌をうったものの時すでに遅し。

口は禍の元。
明らかに不機嫌になってしまった同期に対して
謝るのも変な話ですが、少しお詫びの言葉をかけると

「これだから関西人って オチを求めてくるから嫌」
と笑い、冗談交じりで言われました。

きっと冗談30%、本音70%だったと思います。

「ねえ、オチは?」なんて野暮なことを聞かなくても
無意識にオチを期待している、この感覚は紛れもない関西の血。

もちろん、きっと関西以外の人でも、このエピソードだけを聞けば
「自分も同じようにオチを期待しちゃうかも!」という人もいるはず。
だから、わざわざ「関西だから」とカテゴライズする必要もないのですが、
オチに対する自分の意識を再認識したとき、
やっぱり日頃の地元の友人との会話でオチの部分をもった話題が多いなぁと、
つまりそういう日々の積み重ねが価値観を形成しているのだと思ったのです。
だとすれば、生まれた場所は関西である以上、
冒頭の都市伝説に対しても否定をできる立場ではありません。

どっで~~んと大げさにこけて驚いたり
「なんでやねん」の突っ込みが飛ぶような会話は普段ゼロです。
ただ、ちょっとした身の上話を面白おかしく喋れる人は
確かにChappyの周りには多いのです。

その良し悪しの判断はさておいて、
自分の生活を面白く視れるセンスを憎めないのも事実。

同期には悪いことをしちゃったなぁ、なんて思いながらも
こうしたエピソードもただの「反省エピソード」ではなく、
今回のような「無意識の関西魂エピソード」として活用してしまうのも
これまた生まれ育った環境からなせる技なのでしょうか?

上沼恵美子さんの最新youtubeでは
美味しそうなお好み焼きのレシピを教えてくれています。
おしゃべりしながら手際よく料理をされていて、
かつ、家でも実践できそうなレシピなので見ていて楽しいです。

料理中のおしゃべりも十分にテンポ良いのですが
さすが、上沼さん。
最後の最後まで是非ご覧ください。
このリズムこそが関西人のトーク術の真骨頂だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=r6Mv2Qo6EZQ

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