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【映画🍿】『ゴジラ-1.0』−やはり山田裕貴はかっこいい−

『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』を見てきました。
見終わった瞬間の気持ちは″圧巻″!

今回で見たゴジラシリーズは2作目になります。

庵野監督が総監督・脚本を手がけた『シン・ゴジラ』で
初めてゴジラをきちんと見ました。
小さい時にゴジハムのキーホルダーを持っていたので
なんとなくゴジラへの敷居は低く。

『シン・ゴジラ』では舞台は現代。
日本政府vsゴジラと分かりやすく皮肉もある面白い構成。
ゴジラの姿も形態があり少しずつ知っているゴジラの形になっていきラストシーンに繋がる視覚的な面白さ。
当時約12年ぶりのゴジラ作品だそうで、
これまでゴジラを見たことない層にもゴジラシリーズの魅力をたのしんでもらえるまとまりある作品でした。

今回の『ゴジラ-1.0』は、
パートナーに誘われて見に行きました。
監督は山崎貴 氏。
映画に詳しくない私。
鑑賞後『永遠の0』の監督と知り納得。
『永遠の0』は原作である小説も映画も好みだったので、
山崎監督の″反戦″の想いは自分にとって受け取りやすいのだと思います。

今回も怪獣はゴジラのみの登場。
ゴジラ単体というのは、意外とゴジラシリーズの中では珍しいようですね。

そして、終戦末期から戦後間もない日本を舞台に繰り広げられるニンゲンとの戦い。
ゴジラからニンゲンへの敵意・怒りのようなものが強かったと思います。

今回特にニンゲンドラマが印象的でした。
ドラマに感動はできなかったけれど…。
なぜでしょう。普遍的な感じだったからかな?
血の繋がっていない家族愛。
戦争で生き残って″しまった″者の抱える葛藤。
PTSD、サバイバーズ・ギルトが描かれていました。
戦争経験のある者とない者の戦いの重みの違い。

(個人的に大好きな俳優さんの)山田裕貴さん演じる明るく素直なキャラが、ラストで若者が若者の視点で戦争という理解したくても仕切れないものにしがみつく大切さを伝えてくれたように思います。

原爆を想起させるゴジラの攻撃描写。
熱線放射は見事にかっこよかったです。
ゴジラ退治に使用されたフロンガス。
遠くない未来に気づくであろうニンゲンの過ち。
戦争という過去だけでなく、これからの自然との関わり方も考えさせられました。
きっと他にもメッセージがあると思うので、他の方の感想や考察も読んでいきたいです。

次はどんなゴジラがだれによって描かれるのでしょう。
その時私を取り巻く世界はどうなっているのだろう。

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