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旅、9日目 返塚だいだい

旅、9日目です。

食べることは、旅先での楽しみ。
鹿児島にも、美味しい食べ物がたくさんあり、開拓しがいがあります。

さて、noteですだちのレシピを拝見し、すだちつみれ鍋にググッと惹かれました。

近所のスーパーにすだちが売っていた気がするぞと、さっそく通院帰りに立ち寄りました。
ところが、カボス、ライム、レモンはあったけれど、すだちは見つかりません。うーん、どうしようと思いつつ、商品棚に目をさまよわせていたら、目に止まったのが「返塚だいだい」。
初めて見る名前に興味を覚えて購入しました。

ダイダイとは異なる系統の地域固有の香酸柑橘類。果実は、ダイダイに比べて小ぶり。果皮は、薄く滑らかでライムにも似た独特の香りがある。
 果汁歩合は50%前後と豊富で、やわらかな酸味とおだやかでふんわりとただよう香りがある。

返塚だいだい|鹿児島の食

「辺塚(へつか)だいだい」は、肝付町内之浦と南大隅町佐多の町境周辺の辺塚集落に古くから自生している柑橘。地元名は「辺塚デデス」。だいだいの名がついているものの、ダイダイとは別種とされています。独特の香りがあり、酸味が少なく、カボスのように果汁と香りを楽しみます。地域限定の特産物として、町外への苗木持ち出しは禁止されており、この地域でのみ守り育てられているのだそうです。

今ちょうど出回り始めている、小ぶりの早生みかんくらいの大きさ。切ってみたら初体験の爽やかな香りがしました。そして、晩に作った、すだちつみれ鍋ならぬ、返塚だいだい鶏鍋は、穏やかな酸味で、とても美味しかったです。

輪切りに少々手こずった結果、指を切ってしまい、コンビニに絆創膏を買いに走りました。

だいぶ認知度が上がってきたものの、もっと広く知られてほしい返塚だいだい。機会があればぜひ手に取ってみてください。
(お世話になっている鹿児島の宣伝でした!)


相変わらず、点滴の針がうまく刺さらず、看護師さん泣かせの私の腕。毎回、一度で刺さらないことに、だんだん気持ちが萎えてきました。
この日の通院時の様子に、その気持ちが出ていたようで、
「心が折れていませんか。今日は点滴をやめておきましょうか。」
と、看護師さんが声をかけてくれました。 
やるに越したことはないけれど、ある程度は融通が効くようで、その言葉に甘えることにしました。
「点滴されるのが嫌で、血管が逃げているんじゃないの?」
と相方さん。
はい、病院の先生にも、血管が逃げていると言われました。
やれやれです。



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