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魔法のぼかし肥do_no部 3 温度計は必須アイテム

プチ実験段階のぼかし肥作り、進行中です。

ところが、相変わらず近所でゲットできずにいる温度計。
まあいいや、体感温度でなんとかなるでしょ、と思っていたのですが、それをうっかりannon さんに伝えてしまったら大変なことに。

棒温度計まだ見つかんないんですか?
もうデジタル体温計でも何でもいいから薬局で一つ買って下さい。
お願いですから。(^^)

annonさん

まずい、お願いされてしまった。

とにかく手元に100℃までの温度が測れるものがあればいいんです。
何でもいいので、スタートされるまでに絶対に手に入れて下さいね。

annonさん

さらに追い討ちが。

ぼかし肥を作ろうとしている我々にとって温度計は必須アイテム。
なしでやるってことは、医者が聴診器なしで患者を診察するのと同じ。
ゲームで言うなら武器を持たず丸腰でボスキャラ倒しに行くようなもんです。

annonさん

丸腰でボスキャラを倒しに行くのも楽しそうだけれど、そろそろ温度計をゲットしないと大変なことになりそうなので、明日までになんとかします、とあてのない約束をしてしまいました。
あはは。なんとかせねば。

ということで、翌日昼休みに職場を抜け出して、可能性のありそうな店を回ることにしました。
職場至近にあるツーフロアの100円ショップへ。自力でフロアをめぐっても見つからず、店員さんを呼んで探してもらうことに。
「料理用の温度計でいいですか?」
と、先導してくれる後ろ姿が頼もしい。

ところが。
「あれ?いつもここにあるんですけど。品切れですねー。」

えー!品切れ?そんなに売れるものでもないでしょうに。
私が密かに動揺している間も、あちこち見て下さっていた店員さん。
「あー、あったあった。違うところに置いてありましたー。」
ありがとう!店員さん。
ゲットしたのは200度まではかれる温度計でした。
これでぼかし肥がやる気を出して、200度まで上がっても大丈夫です。


さて、温度計をゲットした日の朝、発酵熱が始まっていたので、帰宅後に早速はかってみました。

38度。うん、順調です。

ところが、翌日以降も温度が上がらず、人間の体温並みの状態が続きます。

2日後。30度に。

毎日撹拌をしていた私は気づいていなかったのですが、撹拌作業をしていたら、同じ部屋にいた娘から、言われました。
「なんかすごい匂いがするね。」
言われてみれば、糠の匂いを強烈にしたような匂いがします。

そしてその翌日の今日。
はかるまでもなく、発熱はおさまっていました。

annon さんのアドバイス。

一度袋から出して、少しだけ加水して湿らせたらまた再発酵し出します。
これを繰り返してどこまで行くかですね。完熟まで行っちゃ行けませんぞ。
私なら三回でやめて完成にします。がんばれ!

annon さん

はい、がんばります。
加水、撹拌はしていたけれど、外に出すまではしていなかったなあ。
ということで、今朝外に出して、あらためて様子を確認しました。

ダマになっていたところが白くなっています。
だんご状にすると、菌がコロニーを作りやすいって本当だったんだ!

ということで、加水、撹拌、ついでにだんご状にして袋に戻しました。

そろそろ本格仕込の方も始めようかな。

本日のまとめ


ぼかし肥作りの必須アイテム。

  1. 温度計。100度まではかれれば十分。

  2. 気長な指導者。

続き

この記事を読んで、気長な指導者から、長大なアドバイスがコメント欄に寄せられました。

発酵か止まって温度が下がるのには、主に次の3つの原因が考えられます。

1.長く続いた高温発酵の熱で水分が蒸発して水が足りなくなったとき。
2.微生物のエサである窒素分が不足しているとき。
3.通気性が悪くて好気発酵できず、嫌気発酵に入りかけているとき。

 写真を見た限りでは水分は少し多すぎるくらいかと思うのですが、最初に仕込んだときと比べて如何でしょうか?ギュッと握ってつつくとほろりくらいの水分が保たれているなら加水する必要は全くありません。

 1の水分不足は5~60℃の状態が2~3日続いたときに起こることです。また、微生物は有機物の分解時に二酸化炭素と水を発生させますのでこの状況はよほどの時です。

 もし、水分過多だと腐敗の方向に行きやすいですので、その場合は米ぬかを足して調整しましょう。

 もし、水分が適量であるにもかかわらず温度が下がるなら、2か3が原因です。一度全部袋から出して、窒素分の多い油かすなどを加えてよく混ぜるといいでしょう。米ぬかだけが材料だと、どうしても窒素が足りなくなることがあります。

 さらに今回は紙袋をお使いですが、通気性は明らかに土嚢袋より悪いですね。嫌気発酵はメタンガスなどが発生しますから、匂いがしているということはちょっと怪しいです。紙袋は水分を吸うので最初より通気性が落ちますしね。

 もし土嚢袋がないなら、衣装ケースや段ボール箱に直接入れて、通気性を確保できるようにフタに隙間を作って保管されるといいでしょう。

以上でーす。(^^)

annon さん

水分不足、通気性の問題は、ご指摘の通りでした。
こまめに状況をチェックできるよう、実験段階では家の中で管理しているため、土嚢袋への移動は最終手段にしようと思います。

ただ、おそらく外に出して空気を入れ替えたのがよかったのでしょう。作業から数時間後、無事発熱が再開しました。

46度!!



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