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オオイヌノフグリの学名

前回、オオイヌノフグリが虫を呼び込むために、様々な工夫をこらしていることをご紹介しました。

オオイヌノフグリの名前の由来はよく知られていますね。
もう少し愛らしいネーミングだったらよかったのに、と思います。
星の瞳、という呼称もネットでみつけましたが、残念ながら実際に聞いたことはありません。


学名はVeronica persica。
Veronicaはイエスが十字架を背負ってエルサレムを通過したときに、イエスの額を拭くためにベールを渡した女性ヴェロニカにちなみます。
このベールに、イエスの顔があらわれるという奇跡がおきるのですが、オオイヌノフグリの花にみられる縞模様が、ヴェールにあらわれたイエスの顔にているそうです。

ヴェロニカという名前はマケドニア語のBerenice(ベレニケ)を語源とし、勝利を運ぶ人を意味するそうです。
イエスの十字架が死への勝利を意味するのであれば、イエスが勝利への道を歩む手助けした女性の名前にぴったりですね。


なお、布にイエスの顔が映り込んだことにちなむのだと思いますが、聖ヴェロニカは写真家の守護聖人なのだそうです。ちょっと意外でした。


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