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ローズマリー

前回に続き、英語の植物名の名前について、今回はローズマリーです。

が、名前の話に入る前に、うちのローズマリーを紹介させてください。
うちのローズマリーは、八百屋さんの片隅のハーブポット苗100円均一で買ってきたものです。
自分で育ててみて個別認識できるようになった途端に、近所に植わっているローズマリーが目に入ってくるようになりました。
あそこにも、ここにも!
しかも野良まで目につくように。
なぜか、病院の石垣の間から生えてきていたりします。
そこにいたら、そのうち枯れちゃうよ。
もし君が勝ったら、石垣が壊れてそれも問題だし。
ということで、引き抜いてもらってきたりもしました。

さて、今我が家にいる100均君は、3年ほど経ちますが、一向に花が咲きません。
陽当たりのいいベランダで、植え替えも剪定もしているのに。

と思ったところで、はっと気づきました。
お世話をしている私は、料理に使うために、ハサミを構えてしょっちゅう枝を切りにいっているのです。
ハサミを持った怖い存在が近くにいたら、花を咲かせる気にならないかも。
でも君は剪定しないと、木質化して葉っぱをださなくなるじゃない。
ちゃんと、切る場所だって気をつけて選んいるんだよ。


ということで、本題です。
rosemaryの語源は海の雫。優美な名前ですね。
その意味には諸説があるようです。

(なお、英語の語源は、英語のサイトのほうが情報が豊富だとわかってきたので、今回は最初から英語のサイトをあたっていくつか拾い出してみました。考えてみればあたりまえですね。)

「湿った海風のようなわずかな水分でも生きられるから」
「水辺に生え、海の雫を思わせる外観から」
「日当たりの良い地中海の風景、特にフランスとイタリアの海辺近くの石灰岩の丘に自生するから」

聖母マリアに由来する諸説もあるようで、あちこちでみかけたのが、ヘロデ王に追われ、赤子のイエスを守るためにヨセフとマリアがエジプトに逃げた時のエピソードです。

「マリアが青いマントを洗い、ローズマリーの茂みの上に広げて乾かしたところ、白かった花が青色に変わった。それ以来「マリアのバラ」と呼ばれるようになった。」

日本語のサイトには、追手に追われ、マリア達が青いマントの下に隠れていたら、白かった花がマントと同じ青色になり、うまく追手をやり過ごすことができた、と劇的に書かれているものが目立ちました。
英語のサイトをいくつかみた限りでは、そこまで臨場感のある記載は見当たらず、もしかすると詳しく書かずとも皆が知っている話なのかもしれませんね。

さらに、ローズマリーはイエスよりも背が高くならないように、33年間で6フィート以上の高さになることはない、と長い間信じられていたそうです。
なぜ33年?どうやらイエスは33歳で亡くなったようです。

参考元:

石垣の間から生えてきている野良をみると、水が少なくても生きられる、という最初の説に納得です。

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