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たこ薬師の狛犬?

目黒不動尊からの帰り、参道で2台の車がつっかえていたので、通れるようになるのを待つ間に、たまたま目の前にあったたこ薬師成就院に入ってみました。

たこ薬師成就院。通りを歩いていても、たこに視線が吸い寄せられます。

すぐ近くにある目黒不動尊(泰叡山護國院 瀧泉寺)と同じく慈覚大師圓仁が建てたお寺で、三匹の蛸に支えられた蓮華座に乗る薬師如来が本尊です。圓仁の自作とされます。ご本尊は1月8日の初薬師縁日にのみご開帳となるそうです。
難病平癒の信仰集めています。

平安期に建てられた歴史あるお寺ですが、小さな明るい境内で、こんな可愛らしいものもみられます。

正面の石仏群など、小さいながら見どころがあちこちにありますが、今回ご紹介したいのは、誰もほとんど目に留めないであろう小さなものです。

門を入ってすぐのところには橋和屋地蔵尊。不動尊の門前にあった料亭橋和屋の主人が、若くして亡くなった娘を偲んで建立したそうです。
その奥に見える香炉にご注目。

橋和屋地蔵尊。

顔が風化して判別ができないのですが、狛犬さんでしょうか。
橋和屋地蔵尊建立されたのは江戸時代。それと同じ時に作られたのであれば、随分長い間、この姿勢で寝そべっていることになります。リラックスムードがいい雰囲気ですね。

目黒不動尊 おさんぽ日記、番外編でした。


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