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【資産運用】債券投資についての検討①~アセットアロケーション検討編~ #51

こんにちは、ちゃぴのすけです。
2022年のテーマとして、債券への投資検討を行っています。

日々勉強の最中ではあるのですが、今考えている債券投資についてまとめてみようと思います。

債券とは

債券は株式と同じく伝統的資産に位置付けられ、株式とは値動きが逆相関、もしくは非常に低い相関であることから、特にポートフォリオのボラティリティを抑えるために、一定の比率を組入れるのが良いとされています。組入れ比率の目安は100-年齢であったり120-年齢であったりと様々です。

債券それ自体は満期まで所有し続けると元本がそのまま償還され、かつ債券に設定された利率に合わせ利子収入も得られることが特長です。大きく資産を増やすことは難しいかもしれませんが、着実にコツコツと資産を増やし続けられる資産と言えます。

債券のリスク

とはいえ債券にもリスクはあり、発行元のデフォルトリスクや、金利上昇局面に弱いことなど、決して安全資産と言い切れるものではありませんので、いずれにせよ、その特徴をよく理解して投資することが大切です。

債券についての基礎理解はこちらの書籍が非常に分かりやすいので紹介します。手軽に読めますので、債券について学んでみたい方が最初に手に取る書籍としてお勧めです。

これからの債券投資は有効なのか

結論から申し上げると、今、債券投資を始めることははっきり言ってお勧めできません。ですので、これはあくまで私の考えや投資方針であって、万人に勧められるものではないと思いますので、その前提で読んでもらえたらと思います。

債券投資がおすすめでない理由は、現在が稀に見る低金利時代であり、既に債券の上値余地がない状況だからです。かつ、債券の表面利率も良いとはいえず、資産のボラティリティを抑えることのみでしか機能しないようにも思えます。その分散効果も、2020年~2021年では少々疑問符のつく状況ではありました。

また、2022年は日本以外の各国で利上げが予想されており、債券にとっては厳しい市場環境が訪れることになります。
ここ20~30年が債券にとっては追い風でしたので、ここから少しずつ向かい風の航路になっていくことが、多くのアナリストの予測になっています。

何故今債券投資なのか

では、何故債券投資を始めるかというと、正直申し上げると債券以外に有力な資産を見いだせなかったからです。
私の投資方針はリターンを追及することではなく、一定のリターンを確保しながらリスクを抑えていくことです。
そのため、株式偏重型アセットアロケーションから徐々に分散投資を進めていくべく様々な資産を検討しましたが、結果的に債券以外に最適な資産を見出すことができませんでした。
ですので、他よりはマシという考えで債券を選択したことになります。

利上げ局面でも有効な債券投資

とはいえ、金利上昇局面における債券投資が有効であるという調査データもあります。
例えば、つい先日公開された三井住友DSアセットマネジメント様の記事では、過去の金利上昇局面において、債券投資が有効であった調査結果が公開されています。

要点を抜き出すと以下になります。
・金利上昇局面でいくつかの債券はプラスのパフォーマンス
・価格下落を支えたのはクーポン(インカム)収入
・異なる値動きの複数の債券への分散投資が有効
・ハイイールド債券や新興国債券、物価連動債等が有効か

いずれも説得力があり、個人的にすっとポジティブイメージを持つことができました。

ただ、レポートでも触れられていますが、クーポンレートが今は非常に下がっており、価格下落を十分カバーできるだけのインカム収入が得られるかどうかは微妙なところです。
一方で、今後金利上昇が見込まれるのであれば、クーポンレートの向上も長期的には期待できるため、長い目線で見れば、リターンを上げることは可能なのではと思っています。

リターンを追うなら株式が良さそう

あくまで債券投資でリターンを得ることは可能そう、という話なので、リターンの大きさを追及するのであれば、引き続き株式に比重を置いておくほうが2022年も望ましいのではないかと思います。
#ですので、債券を勧めている訳ではないです。

ただ、繰り返しになりますが、私の投資方針はリスクを抑えることですので、株式に比重を置きつつも、一定の割合で債券の保有を進めていきたいと思っています。

…と考えていますが、果たしてどうなるでしょうか。
未来は予測できませんが、こう色々と戦略を考えるのは個人的にとても好きです。
株式と異なり債券は華やかではありませんが、学べば学ぶほど奥が深く、債券の魅力に惹きつけられますね。

実際のところ、運用資産が1000万円を超えたあたりから、既に少しずつ債券の積立を行っていましたので、次回は具体的な銘柄群に言及していきたいと思っています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんの投資ライフが有意義なものになりますように。

それでは。


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