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20240108注目ニュース_未来の私、介護受けられる? 82歳ヘルパーに見た解

今日の日経では介護に関するニュースが私的には注目だった。少子化が進む日本において避けては通れないのが介護問題だ。解を出すのが難しい問題ではあるが、我々世代で解を出さなければならない。

■記事のポイント
私が考えるこの記事のポイントは記事の中にあった以下内容にあると思っている。既に現場は老々介護状態であることにある。若い世代は売り手市場の中で選択肢が多く、介護業界に進んで入ってこない。老々介護はいつまで持つのか?という話だ。

介護労働安定センターの調査によるとヘルパーの7人に1人は70歳以上だ。畑岡さんが働く事業所の「花笑み」もスタッフの半数が60歳を超えた。いつまで続けるんですか。こう聞くと畑岡さんは「元気なうちは」と答えてくれた。介護で働く人は2040年度に最大で69万人足りないとの予測がある。

出典:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA276X70X21C23A1000000/

厚生労働省が公表している資料を見ても、これからは現役世代が急減する。日本国民はこれを自分事化する必要があると思う。

出典:介護保険制度をめぐる最近の動向について 令和4年3月24日 厚生労働省 老健局
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000917423.pdf

■中小企業経営者としての視点
中小企業経営者としては、高齢社員にもう少し頑張ってもらいたいと考えている。社内では、人生経験豊富な高齢者世代に再スキリングを奨励することや、人事制度の対象社員と位置づけキャリアパスを考え、高齢社員の幸福も追求しなければならない。また、若手の採用と育成にも力を入れ、多様な世代が協力し合う職場を作ることも重要だ。言うは易く行うは難しだが、言わないと何も起こらないので言わせてもらう。

■個人的視点
私たち日本国民は、この介護問題を自分事として捉え、解決策を模索する必要がある。政府は抜本的な少子化対策を打ち出し、子供を増やすための支援策を出すべき。高齢者層への資金投下を見直し、現役世代の支援と少子化対策に焦点を当てることで、社会全体としての持続可能な解決策を見出す必要がある。また、私たち個人も、親の介護や自身の将来を考える際に、現実的な計画を立てる必要がある。"それ"は国の仕事と傍観している場合ではない。

この問題に取り組むことは容易ではないが、社会全体で意識を高め、行動を起こすことが重要。あまり友人同士・家族内でこの国家的問題を真剣に議論することはないと思うが、まずはそこから始める必要があるのではないか。


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