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注目ニュース20240501_米大統領選、Z世代が決める未来 「テイラー」頼みの先へ

今日注目したのは米国大統領選のニュース。半年後に米国の大統領選挙が迫っており、最近ニュースで見ることが増えてきた。

いくつか改めて思うことがあった。

■1. 経済的なつながりは数字で見る必要がある
米国と日本は経済的な強いつながりがあるという印象を持っているが、数字で見ると以下のようになっている。日本は米国よりも米国の対立国である中国との輸入量・輸出量が多い。一方で米国側から見ると、日本に対する経済的依存度は低い。輸入・輸出量どちらを見ても、大きな割合を獲得しているわけではない。

出典:外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000240495.pdf

■2. やはり安全保障におけるつながりが最も重要なのか
日本にとって米国との関係性は非常に重要であると言われる。その最も大きな要因は安全保障だと思う。アジア太平洋地域における日本の地理的位置は、米国の安全保障戦略にとって重要。特に中国や北朝鮮といった地政学的な挑戦が存在する地域において、日本は米国にとって重要な同盟国であるはず。また、日本は米軍の重要な前線基地を提供している。沖縄の米軍基地などは、アジア太平洋地域における米国の軍事プレゼンスを支える上で中心的な役割を果たしているはず。日本は日本で米国の軍事力に依存せざるをえない状況になっているし、この2国間の関係性はお互いにとって崩せないものになっている。

■3. 選挙に対する若者の影響力
Z世代、要は若者の政治的影響力が米国では増している。以下のグラフに示されている通り、Z世代の比率が前回・前々回の大統領選挙時と比較すると増していることがわかる。大統領候補もこの世代を無視することができずその世代を狙った施策を投じざるを得ない。

出典:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15CCR0V10C24A4000000/

一方で日本はどうか?国際比較をしたグラフをみると若者の影響力は対米国で低くなっているし、日本の人口比率(年代別)を見ると年々20代、30代の次の日本を支える世代の影響力が低まっていることがわかる。この流れでいくと選挙に参戦する候補者の施策は高齢者よりになり、若者の施策は優先度が下がっていく。そんな構造の中で若者が選挙に行きたいと思えるのか?この国の未来に期待を持てるのか?

出典:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15CCR0V10C24A4000000/
出典:ニッセイ基礎研究所
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=58222?pno=2&site=nli

そんなことを朝からあれやこれやと考えてしまった。まずは、この米国の大統領選挙をきっかけに日本として今後どうあるべきなのか?それは経済的にも安全保障的にも、、、1国民として考えを深めたい。

また、日本において若い世代が将来に希望が持てるような展望を少しでも見せられるように中小企業の経営者としても努力していきたい。まずは社内の若者に希望・夢を見られるミッション・ビジョンや施策をしっかりみせていきたい。それを更に現場で強化してもらい、自分事化し、イキイキとしながら仕事ができる環境を一緒に作っていきたい。

そうすることで社内の若者を元気にし、我々が提供する商品や社会に対するメッセージで少しでも社外の若者が日本の未来に希望を持ってもらえるようにしたいな。ちょっとグダグダですが、そんなことを思いながら今日もスタートする。


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