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救われない…。映画『海辺の彼女たち』

初めてチケット予約しました。

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今日、福岡KBCシネマで初日の映画『海辺の彼女たち』
(↓海辺の彼女たち公式HP)
https://umikano.com/
上映後、監督とプロデューサーの舞台挨拶がある為、混雑しそうです。
(コロナウィルス感染の影響で、リモートとなりました)

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ストーリーは、ただただ救われない企業実習生の話です。
あまりにも過酷な労働を強いられる主人公達(毎日15時間以上、来日してから3ヶ月、1日も休みがない)が職場を逃走する所から始まります。
同国人ブローカーの紹介で、青森の漁村に働き口を見つけます。
これで少し落ち着けると思っていたら、1人が妊娠している事がわかります。
彼女には、IDも保険証もありません。そのため受診する事も出来ません。
仲の良かった3人にも亀裂が生じ始め…。

九州在住の私達には、雪の漁村というだけで過酷に見えてしまいます。(北国の皆さん申し訳ありません)
そんな環境下でベトナムの若い女子達が、苦しんでいる姿は観ているこちらまで辛くなりました。

上演後、監督とプロデューサーの挨拶がありました。

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右のお二人が藤元明緒監督と渡邉一孝プロデューサーです。
(二人共お若い!)
全国上映が始まっている今、東京を出て挨拶に行けないのが本当に悔しそうでした。
一番見てほしいのは雪の中をさまよう母と子(子は見えないけれど)のシーンだと熱弁されていました。雪を踏みしめる足音も感じてほしいと。

個人的に一番ショックだったのが、物語中日本人が全くと言っていいほど登場しないことです。
日本の話なのに…。
日本社会の中に、違う世界が形成されているように見えました。
そこがまたとてもリアルで、更に虚しさが増しました。

家に帰り、監督さんと女優さんの対談動画を見つけてびっくり!
https://www.youtube.com/watch?v=WgFE3Deg3mE
女優さん達、華やかで明るいのです!
映画内の彼女たちと同一人物には全く見えません。

プロの迫力に圧倒されます。

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