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推しが武道館行ったけど死なない

まえがき

2021年1月10日。
推しメンの藤城アンナさんが在籍するCY8ERの解散ライブを見に日本武道館へ行ってきました。
アイドルオタクになってから8年以上経ちますが

『推しがアイドルを始めて間もない時期から応援し続け大舞台で円満に解散』
という経験は未だかつてありません。これからも続くであろう自分のオタク人生において、おそらく今後もう2度とない体験だと断言できるため、この感情や衝動は文字に残した方が良い、残したいと思ったので日記を書くことにしました。
冒頭で記しておきますが、おじさんになった影響なのか「その話、前にも聞きました」って言われる事が最近多く、面識のある方はまーた同じ話してんなって瞬間が何度もあると思います。あと、ハチャメチャに長くなると思いますため、読まずに閉じるなら今のうちです。予めご了承下さい。

CY8ER解散ライブレポ

1/10。
9時に目が覚めてからすぐ「日本武道館に行くのが憂鬱すぎて行きたくない」という気持ちから会場に到着するまでかなり時間がかかりました。
理由は「解散が受け入れられないからライブ会場に行くのが嫌」みたいなポジティブなものではなく「CY8ERのライブを見て楽しめる自信がないので行きたくない」というネガティブな感情によるものでした。
以前noteに書きましたし、自分と親交があってこれを読んでいる方なら少なからず把握していると思いますが、私はCY8ERというグループの楽曲がまるで好きじゃないです。
その原因を色々考察した結果、ゆめかわいい楽曲を聴くと脳が一切拒否して無の感情になることがわかって「もうこれはあれだ…無理なやつだ…」と一時は諦めかけたのですが、推しメンに会いたい一心で対応策を練りまして「そうだ!フリコピ楽しいの感情で相殺すればええんや!」って事に気づいてからはなんとか推しのオタクを辞めずに済んでいます(このどうでもいい話の時点で既にめちゃくちゃ長い)
こういった経緯もあってか、この日は定期的に発動する「CY8ER見るのが憂鬱すぎてムリ病(ない病名)」を発症していたので、自分でもビックリするほどテンションが低くかったように思います。
家を出る直前であれがないこれがないといって捜索を始めたりして(ADHD)、会場に着いたのは14時半でした(早起きの意味なさすぎて草)
九段下で会ったオタクは皆推しメンカラーの何かしらを身につけたりコスプレしたりと、模範的なオタクならば気合の入る場面。
なのですが、こちとら全身真っ黒。
「どうしよう…温度差がエゲツなさすぎて無理かもしれん…」となり武道館付近で開演を待つ行為がもはや修行と化したので、物販を代行してくれる心優しいオタク氏のおかげもあって、サバイ族では全くないオタク友人と近くの飲食店でギリギリまで時間つぶしてから入場しました。
場内入ってからもアリーナとはいえ、13列目と座席の番号は決してよくなかったし、開演寸前で会場にインしたのに15分〜20分押しで始まったりで憂鬱な気持ちが最高潮に。
目の前に鏡があったら能面と完全一致するくらい無の感情で開演したのですが、推しメンの歌い出しから始まるマイライフ、パリラルラときて、思ってたいたより割といい感じで見れてるかもしれないって思い始めた3曲目の恋愛リアリティー症でいきなり号泣。
そこから涙が引いてはまた泣いてを繰り返す一生号泣メンヘラおじさんと化して草。
中田ヤスタカさん作詞作曲の恋愛リアリティー症は、ワイがオタクになるきっかけが同氏のプロデュースするPerfumeだった事もあってかMVを3〜4回見て漏れなく毎回号泣してしまうくらい個人的にエモい曲(ちなみに泣く曲では全くない)。
ここから一転して全てを受け入れる体制に感情が切り替わったので以降憂鬱になることはなくフラットな気持ちでライブが見れました。
もしもしじゃぽんはフリコピが楽しかったし、ユメゾラココロは武道館が揺れるような超音圧のスピーカーで聴くとめちゃくちゃに良くて作詞作曲のPa's Lam Systemは神となったし、東京少女は推しメンの歌うソロパートが感情こもっててエモエモのエモ(死語)ですごく良かったです。
今更気づいたのですが、東京少女って藤城アンナさんが落ちサビなんですね(全てを台無しにする発言)(以前推しに落ちサビ曲が1つもないと思いこんでブチギレてしまいすみませんでした)
東京ラットシティはイントロの三味線が長尺にアレンジされていて和の雰囲気が強く感じられて良かったし、はくちゅーむとHANNARIはやっぱり苦手なので当分聞かなくて大丈夫かなと思いました。
※1曲ずつ感想を挙げるとキリがないので大幅に割愛しますが、全体的にフリコピが楽しかったです

ネクストドア〜スペースタイムの流れも良かったし、推しメンが歌い出しのサマーは何度聞いても「アンナ…好きだ…(ガチ恋の顔つき)」ってなるし、ごーしゅー!は推しが加入したばかりの頃のCY8ERでは唯一好きな曲だったので、楽曲が増えた今でも最も特別な感情が沸くくらいに思い入れがあるので、武道館で聞くエモさが相乗効果となって格別なものがありました。
さよフラ〜時を止めての流れも良かったし、曲終わりで「や、煙焚きすぎなんだがwww」ってくらい大量のスモークが出てきたと思ったら純白の煙に全身包まれたメンバー5名が一斉にステージからいなくなっていた演出は「ここで私たちの夢は終わりました」という意味だと感じられ幻想的で良かったです。
Hometownのおそらく事前収録した歌唱パートと武道館のリアルタイム客席映像を織り交ぜて魅せる演出も、それが終わってエンドロールが流れてきて即自然と拍手してしまったくらいに良かったです。
感動してライブが終わってからも名残り惜しくてすぐには帰らず少し武道館前に残ってしまったし、冒頭のネガティブな発言&想像していた未来とは真逆のポジティブで素晴らしい思い出になりました。
3ヶ月〜半年くらいオタクとしての空白期間はあったものの悔いが残ったという想いもなく清々しい気持ちです。

CY8ERの皆様、イチゴスタイル運営様、4年間お疲れ様でした。ビクターエンターテインメントのスタッフ様や武道館ライブに関わった全てのスタッフ皆様も一生忘れない思い出の場を設けて下さり本当にありがとうございました。


余談

本来あとがきになる部分ですが、この日の「ごーしゅー!」について、Twitterに書いた内容が多少混じりますが、書きたい事があるので追記します。
前述のような背景もあって推しメンの指差しパートでレスを貰える瞬間は特別に嬉しく密かな楽しみにしているものでした。最近はこのご時世もあり立ち位置の延長線上になかなかポジションが取れないので諦めていた所、武道館で久々にレスが来た事でビックリして大号泣…笑
推しのレスに気づかない事が多くその鈍感さには定評があるため勘違いかもと思いましたが、2回指差し来たので間違いないと確信しています(オタク特有の都合の良い解釈)
武道館という未だかつてなかった大会場で、アリーナとは言えそんなに前の席でもない自分をわざわざ見つけてくれて指差しレスをくれると行為はやはり特別に嬉しいものだし、ごーしゅー!は自分だけじゃなく推しメンも特別に好きな楽曲というイメージがあって…と涙した理由を書き出したら長くなりそうだしまた泣きそうなので割愛します。
推しがBELLRING少女ハートを辞める時に「アイドルになって良かった」と言って大勢のオタクに囲まれながらクラブチッタ前で泣いてましたが、推しがCY8ER辞める時に本人を差し置いてなぜかワイが「藤城アンナのオタクになって良かった」って号泣したのは草(大勢のオタクに囲まれながら武道館で泣きました)(誰も気付いてないし囲まれてもいない)
シンプルに恥ずかしかった出来事だったので草とか書きましたが、紛れもなく約6年間推してて本当に推してて良かったなという瞬間でした。
あんまりレスガー、私信ガー、みたいな発言は推し被りにムッとされる要因になるので今まであまり書いてきませんでしたが、藤城アンナさんはオタク想いのアイドルなので皆さんそれぞれ特別なレスを貰って幸せな気持ちになっていると思うし、このような浮かれた発言は当分書かないので今回ばかりは見なかった事にして貰えると助かります。
昔(現在も)頭がおかしかったので「アンナ、お前は最高の女だ」と言い続けた時期があり、言いすぎてさすがに飽きたという雰囲気を推し本人から感じたためで最近言わないようにしてましたが、武道館で改めて実感したので書きます。
やっぱり藤城アンナは最高の女でした。
読んでくれるかわからないけど、アイドル辞めてからどういう人生を歩む事になっても幸せになって欲しいです。また何かイベントやる時があれば行くし、またいつかそのような日が来ることを楽しみにしています。オタ活は辞めずに続けていきますが、アイドルにガチ恋をこじらせるのは藤城アンナさんが最初で最後です。これからどんなアイドルが現れようとここまで感情を揺さぶられる事はもうないと断言できますし、いつかのスナックしろくまで泥酔した貴女に言われた「お前、私より某グループのM.Mさん(本人に失礼なので伏せ字にしています)の方が好きだろ!?」という発言は事実無根であり、私は潔白だという事をバカデカ大声で伝えておきます。

ベルハー、ICS、CY8ERと3グループに渡る思い出を今振り返ってみると藤城アンナさんとだから体験できたであろう楽しいことばかりが無数に思い浮かんでくるし色々あったけど幸せだったんだなってしみじみ思います。最後に昔のチェキ載せようかと思ったけどまた泣いちゃいそうで嫌だし笑って終わりたいのでやめておきます。未来がどうなるか予測もつきませんが、またどこかで会えたら嬉しいです。今まで本当にありがとうございました。



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