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【映画の感想#30】映画版名探偵コナン 第16作目~第18作目

名探偵コナンの感想の第六弾。なかなか疲れてきたけど頑張ります。最初に比べると、色々な組織とコラボして作品が作られるようになった。ただストーリーがちょっと残念かなと思うところもあり。そんなわけで今回の三作品の中では唯一コラボがなかった異次元の狙撃手を推しておく。

■11人目のストライカー(第16作 2012年)

サッカーがテーマの作品で、Jリーグが支援していることもあってキングカズ(三浦知良)やヤットさん(遠藤保仁)なども出てくる。Jリーグの初期の頃を知っている私なんかの世代だと、コナン君とカズのコラボはおーって言いたくなる。それにしてもヤットさんの演技、声優っぷりはなかなか秀逸だったなあ。

毛利探偵事務所に爆破予告が送られ、サッカー場が爆破されるという話だけれども、ただの一般人が山のように爆弾を集め、一般人が立ち入れないような場所に爆弾を設置するのが本当に謎すぎる。しかもシステムも結構入り込んでいて、そんな爆破システム作れるかよ、って感じ。コナン君が物理法則を無視した動きをしたり、黒ずくめの組織が派手な事やるなら分かるけど、一般人がやらかすのはちょっと無理あるなあと思った。

まあ本作はサッカーにこだわってみましたという趣旨だと受け止めておくことにしますか。

■絶海の探偵(プライベート・アイ)(第17作 2013年)

前回はJリーグだったけども、本作はまさかの防衛省や海上自衛隊が全面協力ということで、舞台はイージス艦「ほだか」。この船の名前はオリジナルみたいだけども、船の中はなかなかリアルで、見ていて面白かった。もちろん本物は見たことないけど。

ただつまらない訳では無いんだけど、見終わってあまり印象に残らない作品だった。このイージス艦に亡国のスパイが入り込み、それをたまたま体験航海で乗り込んだコナンが見つけ出す内容だけども、イージス艦にクローズアップするのに集中しすぎたのか、ちょっとストーリーがシンプルすぎる気がした。全面協力受けると、内容が適当になるような気がするなあ。しょうがないのかもしれないけど。

■異次元の狙撃手(スナイパー)(第18作 2014年)

過去の作品とは少し趣が違った作品で、アメリカの元軍属同士の過去の因縁をめぐって発生した連続殺人事件に対して、コナン君が例の如く茶々入れまくる感じになっている。

最初の殺人現場は東都ベルツリー。明らかにスカイツリーを意識していて635mとスカイツリーより1mだけ高くしてあるのがご愛嬌だなと。ここで遠くのビルから射殺されるところから連続狙撃事件が始まるわけだけど、スナイパーによる事件というのがちょっと新しい感じがする。無差別殺人の噂が流れて、東京がパニックになって人が居なくなったり、傘を差すと狙われないという話が出てこれば、好天の中、黒い傘をさして出歩く人が増えたり。今の世の中と比較すると、感慨深いものがある。

残念なところは英語が多かったり、内容も渋いので、ちょっと子供向きじゃないなという作品であるところかな。逆にあんまりコナンを見た事のないおじさんなんかにはウケるかもしれない。なんか古い洋画を見ている感じだったし。

最後の撃ち合いの時に、ドラゴンボールの「これはクリリンの分だ」みたいなセリフやエヴァンゲリオンの「対象は沈黙。オールクリアです。」みたいなセリフが出てきて思わず笑っちゃったけど、たまたまなのか狙ったのか分からない。

#映画 #感想 #名探偵コナン #11人目のストライカー #絶海の探偵 #異次元の狙撃手

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