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「七人の侍」を見るきっかけの話

七人の侍という映画は黒澤明という有名な映画監督の代表作品で時代劇の一番最初の映画。

「2020年6月30日にまたここで会おう」著者:滝本哲史という本で、自分の中で正しいと思ったことをやろうと思ったとき、「まったくの新しいこと」をやろうとすると最初のうちは誰も信じてくれないので、そういう時はかなり無茶をしたほうがいいという話の中で紹介されていたことが映画を見るきっかけになりました。


当時の時代劇は歌舞伎であって、映画も歌舞伎を映画にしたものだったそうです。歌舞伎なので侍たちの戦のシーンは本気で表現していないものだったところを、黒澤明監督は「何千人ものキャストを使って本気でやる」ものを作ろうとしたらしいのです。今では「本気でリアルに戦う時代劇」当たり前のことかもしれないけれど、当時これは「まったくの新しいこと」で映画会社の人に「そんなことはあり得ないし、そんな映画は作らせない」と言われてしまうんです。

そこで黒澤明監督はどうするかというと、もらった予算でクライマックスの前まで制作して映画会社の重役の人たちに見せたみたいです。

実際に私も見たので共感しますが、すごい迫力でかっこいいんです。
それなのに盛り上がったところで、映画が終わって、続きがみれない、、
当然、映画会社の重役も「あれ、どうしたの、、?」ってなるわけです。
そうすると、黒澤明監督は「予算が足りないのでここまでしか作れませんでした。追加のお金がないと、全部なしになりますけどどうします?」って脅したみたいなんです。そんな感じの無茶を経て、作られた映画みたいなんです。

自分で新しいことをするとかハイリスクすぎる無茶をする事とは別として、無茶して作られた映画がどんなものか気になる。。。ということで見てみることにしました。
ダメもとで図書館に行ってみるとDVDがあったのでタダで借りることができました。名作ってすごい。笑


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