カジノとトランプ
今日のお話は、人によっては少々過激なものかも
まあ私のnoteを読んでくれてるほんの少しのモノ好きの人は、きっとそういうのも含め飲み込んでくれるだろうと思うから、
飲み込んだ後の消化は貴方任せにしてしまって、いまはただ、言葉を連ねさせてほしい
「ありがとう」や「ごめんね」のひらがなを大切にできない関係になるのなら、それを慣れと呼ぶのはあまりに烏滸がましい。
月日が経ったから、なんて理由で忘れていいものでは決してないし、
そういうことを忘れてしまう人はきっとずっと、互いで築くもののなかで、ありがとうもごめんねも言わなくなっていく一方なのだと思う。
でも、もしかしたら、本当に「ありがとう」という感謝すら、「ごめんね」という優しさすら、もうなくなってしまったのかも
そんな可能性も、あるから怖い。
あ、そうそう、一枚目はスペードの10
あの日、痛いと言えなくてバレないように涙を堪えて、じっと我慢した
あのとき、心に傷がつく音がはっきり聞こえた、
ほんのついさっき、機械越しの声が冷たくて、ずっと見て見ぬ振りしていたけど、気づかざるを得なかった
というかむしろ、「私がいるせいで」出来ないことも多くて、「私がいなければ」なんて考えられてるんだろうな
私が勘違いして勝手に舞い上がって幸せを感じていたあの時間にも、気を遣わせていたんだな
そう思った瞬間、全身の血の気が引いていくのを感じた
両片想いとはよくできた言葉だな
というかそれなら、初めから期待なんてさせないでほしかった
「この人なら」なんて淡い期待を、持たせる相手を間違えたのだ、あのひとは
ひらがなの想いを、素直に大切にできるような人でいたい
2枚目はスペードのジャック
弱さも強さも思い出せる、泣いた顔を忘れてない
私の前で泣いたことなんて忘れちゃったんだろうね
もうすっかり得意になったあの5文字、3枚目クイーンがニヤッと笑う
弱ってきたね?
私の心が少しずつボロボロになっていくのを見て、苦しそうに笑う女友達のあの顔が、目を閉じると瞼の裏に浮かぶ
たったいくつかの2人の約束すら、守ってもらえない、まるで約束なんてなかったかのように
あの絶望感は、大袈裟でなく身体を撃たれた気持ちになる
ちょっとしたことでも約束ってモノを守ってもらえないだけで、期待しなくなる、そしてどんどん冷気を帯びてくる私なのだ
私だけじゃないなら、あなただけなんてもの望まないでね
ほらこれは、スペードの、キング。
その言葉に感情がこもってないことも、面倒がってることも、嘘ついてることも全部わかった上で、許したふりをしてるだけであって、
最後のカードは、スペードのエース。
ロイヤルストレートフラッシュ。
あ、そうだ、5文字はきっと
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