昔の自分をひっぱたきたい

 左かかとの骨の中に腫瘍があると知り、とんとん拍子に検査が進み、今日は検査結果と入院を含めた日程を聞きに病院へ。

 造影剤をしようしたMRIとCTの画像を見ると、僕の左かかとの骨は腫瘍で溶かされ、内側一部腫瘍が骨からはみ出しかけ、アキレス腱付近の骨がもうヤバイ状態になっている。

 今後は8月23日に腫瘍が良性悪性の判断をする手術。良性であれば来月6日あたりに腫瘍切除して人工骨を入れる手術をするそう。つまりサイボーグに。

 現状、医者の見立てでは9割良性で骨肉腫の可能性は低いとはいうものの、骨肉腫で足切断の可能性も払拭できない。良性であることを祈るばかりだが、今日新たに明かされたのは、骨折しても切断になる可能性もあるとのこと。骨折して腫瘍で骨がぐちゃぐちゃになれば、人工骨では対処できなくなるとのことだ。やだ、怖い。

 ここ数日の外出自粛に飽き飽きしてた僕は、今日の診断後軽くボール遊ぶつもりだった。何を考えてるんだ?お前は。強く頬をひっぱたいてやりたい。

 もっと言えば足の痛みを我慢して、バイトに勤しんでいた数カ月まえの自分の頬を叩き、「目を覚ませ、病院に早く行け」と説教したい。

 良性か悪性かの運ゲーだと思いきや、自身の行いに気をつけなければならない。細心の注意を払い、抜き足差し足忍び足。精神すり減りそう。

 教訓:我慢せず病院へ

                              渡辺 光

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