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麒麟児

我が家にある麒麟の九谷焼の茶碗。

麒麟と言ったら、キリンビールのラベルの動物ですね。麒麟は、慶事の前にあらわれるとされている、中国の想像上の聖獣であることからビールのラベルに採用されたようです。
もう一つは、日本橋の街灯下の麒麟像。こちらは木造の橋から石の橋に造り直したときに、建築家の妻木頼黄が和洋折衷のデザインを提案して麒麟像ができたとのこと。日本橋から飛び立つというイメージから、それまでの麒麟の作品には見られない羽を付けることを決めたとありました。

麒麟とは、頭が狼で体が鹿。尻尾が牛で足が馬。一角を持つ架空の動物です。
中国から伝わる四神とは、東の青龍、西の白虎、北の玄武と南の朱雀であるが、これに中央の麒麟も入れて五霊とも呼ばれます。神聖な図柄ですので、おめでたい席にはぴったりです。また、優れた才能を持ち、将来大物になると期待される少年、神童のことを「麒麟児」と言います。また、麒麟は「麒」が雄。「麟」が雌を表し、雌雄同体で表される動物。「鳳凰」や「鴛鴦」と同じで、おめでたい柄です。



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