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それ対面でも言える? 和樂webのSlack発言ルールはSNSにも通じる

インターネットでは顔がみえないことを理由にして、コミュニケーションの基本を忘れがちな気がする。インターネットで発言しづらくなる理由も、逆に何でも言っちゃう理由も、つまりはこれに尽きるのかもしれない...そんなできごとがありました。

和樂webでは70を超えるライターのみなさんとのコミュニケーションをSlackで行なっています。業務連絡用のチャンネルはもちろん、雑談できるチャンネルもあるし「漫画」「戦国時代」「着物」など、趣味チャンネルも使って、みんなでぴーちくぱーちく会話しています。


Slackで雑談しづらい理由

...ですが、どーしてもSlackの機能が業務連絡に偏りがちなんですね。カジュアルに雑談しづらい。みなさんフリーランスでSlackを覗く頻度も違いますし、コミット具合も違うし、テキストコミュニケーションに身構えてしまいます。日本語のプロであるライター同士ならなおさら。そりゃしかたない。しかし! 無駄を愛し無駄に愛される男こと和樂webの編集長高木さんは、こんなことをおっしゃいました。(これが、インターネットでのコミュニケーションを活発にさせたりアイデアをふくらませるために、すごく良いのです...)

「噛んだって、いいじゃないですか」

リアルで会話していると「え〜」ってめちゃくちゃ言ったり、噛んだり、変な敬語使ったりすることありますよね。そういうのを恐れず、互いに寛容にコミュニケーションできたらいいよね。...そういう意味です。誰かが見てる、フォロワーがいる、そういう感覚に慣れてしまって、誤字脱字とか文法とか、変に気を使っていたような気がします。喋るように文字を打てばいいのです。

「編集部で雑談するみたいに(僕はみんなに無視されますが)」

編集部で誰かに話しかけるように、気軽にコメントする。雑談大歓迎。一見無駄っぽいものなかからおもしろい企画が生まれるかもしれない。だから趣味チャンネルを増やそう、という意味です。(このあと「ガンダム」や「古墳」チャンネルができました)これについては「みんなに聞こえてもいい独り言なら、仕事に関係なくたって呟いてOK」と勝手に解釈しました。最近はTwitterもつぶやきづらいし、本当の意味で、和樂webのSlackはつぶやきに活用していこうと思いました。

「それ対面で言えますか?」

ただひとつ。リアルな編集部、一緒に仕事をする人たちの前で「それ言えますか?」だけ考えてもらいたい。否定的な意見とか感情にまかせた発言とか。会話になるかどうか。仕事になるかどうか。 ...これにも頷くばかりです。むずかしいことではありますが、発言を悩んだ時「面と向かって言えるかどうか」はわかりやすい判断ルールですよね...。

仕事のチャットやメールは関係性でラインを引いてしまいがちです。とかくフリーランスとなると、雇い主である企業の社員やそこに属するフリーランスと気軽に話をする場なんてなかなかありません。だからこそ気軽に雑談できる和樂webのSlackは居心地いいしユニークな発想が生まれるし、そういう場所を通じてフリーランスとの距離を縮める企業が増えたらおもしろいのにな〜と思っています。

ただし、気軽に話できる場所=何でも話していい場所ではないってことだけ忘れずに、楽しくコミュニケーションしていきたいものです。

あれ、これって全部SNSでも同じじゃない?

と思う、和樂webのスタッフの鳩でした。

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