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令和6年度‼︎自立生活援助どう変わる??

パーソナルジムに通い始めましたが、明らかに白米の食べる量が増えた体重はプラマイゼロのちゃんさとです。
♯だってご飯が美味しんだもの
♯目的は健康だからと言い聞かせている

さて。
本日は令和6年度自立生活援助どう変わる??ってテーマです。
障害福祉サービスは3年に一度報酬改定という形でサービスの内容や、報酬など見直されて新サービスもここで出てきたりもします。

ちなみに令和7年度スタートの「就労選択支援」なんかもコレです。この類です。

でもって今回は自立生活援助です。

この自立生活援助は割と新しいサービスで2018年からスタートしている一人暮らしを支える福祉サービスです。

あまりにもざっくりすぎるのでもう少し詳しく説明します。

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自立生活援助ってなに??
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一人暮らしをする上で不安になるのは、「困った時にどうしよう」だと思います。

お近くにご家族とかいれば良いですが、遠方にいたり、関係性がよくなかったりだとヘルプが出せません。

緊急で対応して欲しい時や、急用ができた時に外に行けない等々のことを考えて不安になり、一人暮らしに対して後ろ向きになっている方もいるんじゃないかなと思います。

そんな不安を少しでも少なくするサービスがこの自立生活援助です。

具体的な内容としては定期的に訪問したり、必要な同行、緊急時の連絡など、日常生活を送るために必要な援助を提供するものです。

具体的には買い物の付き添いや病院の同行、書類の確認など生活する上で必要なお手伝いをします。

有効期限は1年ですが、必要であれば1年ごと更新可能です。

ヘルパー(家事援助)は使いたくないけど、一人暮らしをしたい方、そして障害年金を受給している方は更新が心配になることもあると思います

障害年金は病気や、障害の重さではなく病気や障害によってどれだけ生活に支障をきたしているかがポイントになるので、福祉サービスを利用していると生活に支障をきたしているという判断になりやすいのも事実。

障害年金の更新が心配な方もおすすめの制度がこの自立生活援助でございます。

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令和6年からはどう変わる??

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この自立生活援助は2018年から始まって今だに全国で300事業所です。ちなみに就労継続支援はA,B合わせて約20000事業所です。

まだまだ決して多いともいえない自立生活援助は必要な支援でありながら事業所も増えず、地域によっても全くないところだってあるんです。

話が逸れそうなので戻します。

ともかく事業所も増えない、利用する方も増えない問題があったんです。

今回の改正ではこの対象者が増えない、事業所も増えない問題を解消すべくすべく以下の点が論点であがっています。

○自立生活援助及び地域定着支援の対象者の明確化
・同居する家族に疾病、障害等のない場合でも、本人の生活環境が大きく変わるタイミングなどに手厚い支援が必要となる場合に、自立生活援助及び地域定着支援のサービスが利用できる対象者を明確化する。

→ここはかなりデカイです。今まで「一人暮らしを支える制度」の重力が凄すぎてイレギュラーが作りづらかった点があると思うんです。
例えば「両親に支える力がなく、本人を支えるために自立生活援助必要だけど同居しているから難しい」とかですね。ここが、本人の生活で大きく環境が変わる時には利用できるってなっているのはデカイ。
市町村からしても「一人暮らし」だけに拘らず、同居であっても利用できる文言が入るので支給決定しやすくなることで、必要な方に届きやすくなるはあると思います。

○自立生活援助におけるサービス提供体制の推進等
⚫︎利用者の支援の必要性に応じて、概ね週1回を超えて訪問による支援を集中的に実施した事業所に対する加算を新設する。
⚫︎効果的な支援の提供が可能と認められる場合には、月1回の訪問に加えて、テレビ電話等を活用した支援が可能となるよう、サービス提供の方法を 弾力化するとともに、基本報酬を見直す。
⚫︎併設する相談支援事業所において地域相談支援の業務に従事する相談支援専門員を配置することで、自立生活援助の人員基準を満たすこととする。
⚫︎サービス管理責任者を常勤専従で自立生活援助事業所に配置する場合には、他の日中活動系事業サービスと同様に、配置基準を60:1とする。
⚫︎自立生活援助の実施主体の要件を、障害福祉サービス以外に居住支援法人等にも拡充する。

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自立生活援助の未来について
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自立生活援助はとにかく使い勝手が良いんです。
その根拠を当事者目線から3つお伝えすると→
①定期的に訪問してくるので困ったことを後回しにしなくても良い。
②同行支援もあるので、遠方や重たいものだったり、通院など通常のサービスに頼めない部分も頼める
③緊急時にどこにヘルプを出せば良いかが明確になっているのがありがたい

ちなみに支援者目線での3つをあげると→
①今までボランタリーで行っていた支援に支援費(お金)がつく
②定期的に訪問するため、関係性がつけやすく今まで以上のアセスメントが取れる
③制度の狭間を支えることができるのでチームとしての役割分担がしやすい

この辺りです。

一方で自立生活援助は使い勝手が良いので自治体からすると安い支援費でどこまででもやってくれるこの制度に味を占めると無理難題になりやすい。そのため、週に1回以上の訪問(ヘルパーでできない部分を支えている事業所も・・・)では足りず週に複数回支援しているところもある。この辺が令和6年は評価の対象になっているのはありがたいところですね。

また必要な支援となる場合にオンラインでも算定できるようになるものデカイ。地域性にもよりますが必要な方の家が遠い場合、緊急時であれば駆けつけるけど何もなければオンラインで様子を聞いておきたいという部分もあるのでここもありがたいですね。交通費だけ請求するのってけっこう気が引けるんです。実は。

あとはサビ管が常勤専従だと60:1になるのは少し心配ですね。きめ細かい支援が求められるにも関わらず、60:1では正直目的がズレます。ここは少し検討材料かななんて思います。

こんな感じです。

まだまだ現在地(令和5年12月12日現在)の共有なので、もう少し具体的に出てきたところで発表して行きますねー。

ではまたー。



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