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やった上で判断してるvsやってもないのに判断してる


ここ最近ラジオ体操が辛くなっているちゃんさとです。
♯やめ時が分からない

さて。

本日は「やった上で判断してる」と「やってもないのに判断してる」というテーマについてお話したいと思います。

この2つの言葉は、私たちが日常生活や仕事、特に対人援助職と言われる相談支援の現場ではどのように意思決定を行うかに大きな影響を与えると考えます。

やった上で判断してる:実体験の力

まず、「やった上で判断してる」ということについて考えてみましょう。これは、何かを実際に経験し、それを元に自分の考えや意見を形成するということです。実体験に基づく判断は、深い理解と納得感を伴います。

例えば、ボクは以前、小学校の話です。

友人の家でシチューをご馳走になったんですが、ご飯にかけて食べていたんです。しかも家族全員が。

僕は衝撃を受けました。

自分の家庭ではシチューはご飯にかけるものではないという文化だったからです。試してもいないのに「ないなあ」と思い込んでいたのは束の間。

「なぜかけないの??」という無言の圧。耐えきれず「えーいもうどうにもなれっ‼︎」とかけてみたんです。

実際に試してみると意外に美味しくんです。新たな食べ方として受け入れることができ、価値観の幅を広げてくれた気がします。

無言の圧。環境がなければ僕はシチューをご飯にかける経験がなく、この美味しさを知ることないままだったのかもしれません。

この経験は、実際にやってみることの重要性を教えてくれました。

やってもないのに判断してる:先入観の罠

一方、「やってもないのに判断してる」という状況は、経験や試行をせずに、先入観や偏見に基づいて結論を出してしまうことを意味します。

これは、多くの誤解や無理解を生む原因となります。

例えば、ある特定の地域や文化について、直接の経験がないにもかかわらず、他人の話やメディアの情報だけで判断してしまうことがあります。

ここ最近ロケ番組がほとんどなくなって海外の報道も一方的になっている状況からすると、ニューヨークでラーメンが一杯2500円なんてことは知りません。

このような判断は、しばしば誤った認識を生み出し、対立や摩擦を引き起こします。相談支援の現場でも、利用者の生活の状況や事業所での様子を直接見ずに判断することは、もちろんあり得ないし、福祉分野以外での関わりが全くない状況の中で、ストレングだとかエンパワメントだとかいっていても何も変わらないし、適切な支援を提供できない原因となります。

相談支援における実践の重要性

相談支援の現場では、利用者一人ひとりの背景や状況が異なるため、「やった上で判断する」姿勢が特に重要です。

利用者の話を聞くだけでなく、実際にその環境を訪れたり、関連する活動や、全く他分野へのコミュニティーに参加する経験がなければ全く意味がありませんし、共感を得られることもありません。

例えば、ある利用者が特定の活動に参加したいと言ったとき、実際にその活動を見学したり、試しに参加してみることで、その活動が本当に利用者にとって適しているかどうかを判断することができます。

また、自分が全く畑違いのコミュニティーに参加するなどアウェイ感を感じtる経験だったり、何かに挑戦することなど実体験としてなければ、何の説得力もなく、ただの傲慢な押し付けです。

誤解を避けるためのアプローチ

誤解を避けるためには、常に「やった上で判断する」姿勢を持つことが必要です。これは、単に行動するだけでなく、行動の結果を反省し、学び続けることを含みます。

例えば、新しい支援プログラムを導入する際には、まず小規模な試行を行い、その結果を評価してから本格的に導入するという方法があります。

また、利用者からのフィードバックを積極的に取り入れ、必要に応じてアプローチなど修正することも重要です。

さらに、自分が持っている先入観や偏見を見つめて認識することは必要です。まずはこの部分に気が付かなければ、必ず関わりや支援に偏りが出ます。過去の経験や他人の話だけで判断するのではなく、その人自身の声を聞き、その人が直面している具体的な課題を理解することが大切だったりします。

結論

「やった上で判断してる」と「やってもないのに判断してる」という二つの姿勢は、私たちの意思決定や行動に大きな影響を与えます。特に相談支援の現場では、実体験に基づく判断が利用者にとって最適な支援を提供するために欠かせません。

私たちが日常生活や仕事で何かを判断する際には、先入観や偏見にとらわれず、まずは実際にやってみることが重要です。そして、その経験を元に、より良い意思決定や他人との理解を深める努力を続けることが大切だと思うんです。

まさに「行動は言葉よりも雄弁である」です。

ではまたー。

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