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本を読み、気づきを書き留める。「アウトプット前提のインプット」を習慣化し、自己成長を加速させよう

都市経営プロフェッショナルスクール 公民連携事業課程
5期生の、齋藤隼一と申します。

僕は、自身が生まれ育った島根県浜田市で自治体職員として働いています。
公務員人生も12年目に突入し、もう立派な(?)中堅職員という立場です。
これまで総務、教育、環境、そして現在の税務の4つの分野の部署を経験してきましたが、働けば働くほどに「行政が担うべき役割ってなんだろう…」「僕は行政職員としてどんなふうに働くことが求められているんだろう…」といった疑念が大きくなっていき、今回、このスクールの受講を決めました。

都市経営プロフェッショナルスクールとは

6月から始まったこのスクール、とりわけ今回僕が選択した公民連携事業課程は、都市経営という視点から税収・雇用といった課題解決を図るべく、”真の公民連携”の本質を学び、そして実務者として現場で実践する力を身につけるというゴールに沿ったカリキュラムが組まれています。

その学習プログラムのベースはeラーニングで、毎週1冊設定されている「課題図書」と講師陣によるレクチャー映像をもとに、感想コメントやレポート課題を週に4~7本程度書いていくというサイクルを十数週間繰り返していくというもの。
6月末には開講式(今回はフルオンラインでの開催)があり、また10月には岩手県紫波町での2泊3日の集合研修、そして翌年2月の修了式といった実地研修も予定されています。

36歳から身につける、本を読むという「習慣」と「読み方のスキル」

僕は子供の頃から本を読むのが好きではありませんでした。とりわけ小説に関してはこれまでの36年間で読んだ冊数はほぼゼロ。
(何度かチャレンジしましたがほとんど途中リタイアしてます)
ビジネス書や自己啓発本は手に取ることもありますが、自分に必要なスキルが足りないと感じたときの”最後の手段”のようなイメージでした。

それがここにきて、課題図書という形で、毎週1冊強制的に読むことになろうとは。
自分にとってはこの時点でなかなかハードな学習ですし、”新しい習慣”を今から身につけていくということに早速不安を抱きます。
そしてもちろん本を読むだけでなく、その中で重要なポイントを抽出し、自分の気付きを整理し、レポートに落とし込んでいくまでが課題として提示されているので、どのように本を読み進めていけばレポートが書きやすいのかといった”本の読み方のスキル”を同時に習得しなければなりません。

「インプット」と「アウトプット」を高めるために参考にした、2冊の図書

毎週1冊の課題図書を読み進めるという時点で僕にとってはかなりツラい学習なのですが、それをまとめて、自己主張も混ぜ込んでレポートにするというのは相当大変です。
ただ、とりあえず読んでとりあえず何か書くというだけでも一応課題をこなしていると認められるので、質はとりあえず割り切って課題を溜め込まないようにさっさと書いていくというのも一つの手ではあります。

しかし果たして、それで自分の身になるのだろうか。
本を読むという「インプット」とそれをレポートとしてまとめるという「アウトプット」がある程度のクオリティを持たないと、学習している意味がないのではないかと。

そう感じた僕は、課題図書とは別に2冊の本を読み進めました。
これは、その本がいいとか悪いとかではなく、あくまでも僕が参考にして役立てているということでご承知おきくださいね。

①「学び効率が最大化する インプット大全」

サンクチュアリ出版から2018年に発売された樺沢紫苑さんのベストセラー「学びを結果に変える アウトプット大全」の第2弾です。

「インプットよりもアウトプットのほうが重要だよ」という従来の主張はそのままに、良質なアウトプットのためにはインプットも良質でなくてはならないということで、”読む””聞く”見る”といったインプットをより効果的に行う手法が手厚く掲載されています。
とりわけ、本をどういう風に読んだら頭に入りやすいのか困っていた僕には、そのテクニックがとても参考になりました。

②「みんなが書き手になる時代の 新しい文章入門」

泰文堂から2017年に出版された、大ベストセラー「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」の著者、古賀史健さんの著書。

「文章とは、読み手に訴えて人を動かすものでなければならない」という前提のもと、人に伝わる文章を書くためのコツやヒントがぎゅっと濃縮されています。
ページ数自体もコンパクトで一気読みできますし、ポイントをつかめばすぐに実践に活かせます。
「主張」「論理」「事実」をきちんと押さえて文章を構成する。
この本をスクールが始まる前に読んでおいたおかげで、何とか今までスムーズに課題が提出できております。
子供の読書感想文にも使えるスキルだと思います。早めに習得しておくとかなり役立ちますよ!

良質なインプットとアウトプットが自己成長を加速させる

このスクールの醍醐味は、なんといっても質の高いインプットがあり、それを強制的にアウトプットしないといけない学習システムにあります。
ただ何となく本を読み動画を見るだけでは、学んでいる意味はほとんどないといってもいいでしょう。
感想を書かなきゃいけない。自分の主張を述べなきゃいけない。こうした”アウトプット前提”というプレッシャーをかけられながら学んだほうが、確実に自分の身になるのです。

こんなに頭をフル回転させてるのは、いつぶりだろう(笑)。
でも、自分が成長しているという実感が確実に持てています。

まだまだインプットとアウトプットの精度が高いとは決して言えませんが、これを数か月間毎日毎日繰り返すことで、修了式を迎えたときには新しい自分に生まれ変わっているんじゃないかと、自分自身に期待しています。

最後に、僕がこのスクールに通うことを決めたきっかけとなった1冊をリンクして、今日のアウトプットはおしまい。

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