![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66145582/rectangle_large_type_2_875d44b38cd7991ef6098fd5fa394e45.jpg?width=800)
寒くなる前に印旛沼へ撮影に・・・
例年に比べて気温が高いと言われているが、ここにきて朝夕はかなり冷え込んできた。
印旛沼好きとしては寒くなる前に行かねばという気持ちが高まる。私の住んでいる湾岸部との気温差は同じ千葉県でも2-3度はあるため、冬になると氷点下は結構あり、修行僧の気分で撮影に臨まねばならない。
内陸部で霧や靄が発生しやすく雲も然りだ。
そんな印旛沼、撮影ポイントとして有名なのは貸し船屋さんの『ふな一』(ふないち)さんの舟置き場付近だが、貸し船屋さんの軒先をお借りして撮影するのであるから、貸し船屋さんのイベント(釣りイベントが年に数回週末にある)の邪魔にならないようにしなければならない(注)。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66142591/picture_pc_deb5c4822b5aafa85ea1ff1c03d1ae73.jpg?width=800)
さて、気象条件・イベント等々をネットで調べ、印旛沼に行くかどうかを毎週悩んでいるのだが、今朝は珍しく条件的にOKな日となったので、3時半過ぎに家を出て現地4時半着となった。
今日の夜明けは6時22分、東の空が明るくなるのが5時過ぎ。
肉眼では4時半だと真っ暗だが、f2.8 ISO6400では対岸の佐倉市内の明かりが眩しい。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66141078/picture_pc_e66acf85a375aa71a5b240edda634778.jpg?width=800)
α9 Carlzeiss Batis18mm/f2.8で撮影
今日は9月に導入したOLYMPUS E-M1mark3のライブコンポジットでスタートレイルを撮影することも目的の一つであった。
比較明合成を何十枚の画像を使ってPCでスタートレイル画像として作るというのは元来モノグサな私にはとても無理な話であり、正直よその世界の話で自分にゃ関係無いと思っていた。
しかし、E-M1mark3はライブコンポジット昨日で自動的に何百枚の画像を撮ってスタートレイルをカメラの中で作ってくれちゃうのだ。ありがたやありがたや、長生きしてみるもんだよなぁ。
そのスタートレイル画像、8秒露光の画像を400枚くらいを小一時間撮影し、出来上がったのがこちら。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66141774/picture_pc_a86a5072e71330034c70d289fb04491d.jpg?width=800)
佐倉市の明かりと東の空が徐々に白んでくる影響で画面下半分は朝焼けっぽくなる。光害の影響は結構あるもので、次回のスタートレイル撮影は光害の影響が出にくい場所を選んだ方が良いという、そんな事最初から分かってんだろ的な結論となった。スタートレイル初心者なので、その辺は赦して頂けると幸いです。
さて、今回の撮影はE-M1mark3のほか、ソニーα9、フジフイルムX-T30の3台体制で臨んだ。
明るくなる前はフルサイズの余裕ということで、α9+Carlzeiss Batis18mm/f2.8に頑張ってもらった。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66142548/picture_pc_9442fe4ca27a05b023047829dc3fd12f.jpg?width=800)
5時前なので、同業者(撮影者)はまだ誰もいない。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66142726/picture_pc_72ed4447c8da76711dd69c0d0e95a52d.jpg?width=800)
5時半にもなると、東の空が仄かに明るくなり、同業者もボチボチ現れる。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66142828/picture_pc_79fe8db65e56f45ac230d10829ee1638.jpg?width=800)
ふな一さんの裏の船着き場。風もなく水面が空を映し出す。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66143130/picture_pc_2d5a9a98fdf40a8585c4177565fd5e97.jpg?width=800)
印旛沼といえばこのボートと沼の景色が定番。
徐々に明るくなり、スタートレイル撮影から解放されたE-M1mark3とX-T30で撮影を開始する。
今回、α9とX-T30はCarlzeiss Distagonレンズ(BatisとTouit、いずれもf2.8の広角単焦点)を使用した。やはり明るいレンズで無いと暗い場所の撮影は難しい。
以下、X-T30とCarlzeiss Touit18mm/f2.8で撮影。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66143372/picture_pc_68f708980b7331cb25696876d6d9e58f.jpg?width=800)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66143396/picture_pc_501fff9de827f10db285180d43371bd2.jpg?width=800)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66143476/picture_pc_c986e837db7d3ffa2c3e8f63f5c42acf.jpg?width=800)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66143632/picture_pc_58828543e37dc2f01f33c84811f56889.jpg?width=800)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66143640/picture_pc_bfccf97c2501997306ea7c8da784a1a3.jpg?width=800)
未明は雲が殆ど無かったが、日の出時間に近づくにつれ雲が東の空から流れてきた。地平線にかからない雲であれば、雲の量が少々多いが撮影条件としては悪くない。
地平線に雲がかかると水面への太陽光の反射や低緯度から低めの雲を照らしドラマティックな赤い雲を醸し出す効果が良い。(今朝は無かったが)
X-T30のフィルムシミュレーションのVividをベースにパラメータを調整。Zeissレンズの紫っぽい色合いが個人的にストライク。
そしてスタートレイル撮影を終えたE-M1mark3で撮影を開始。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66144259/picture_pc_571828cbf06211ced2e0757d9b440d63.jpg?width=800)
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66144271/picture_pc_f68172d63e0dff2980e9eb5298049bc7.jpg?width=800)
日の出と共に水面には靄が出て来た。日の出直前は靄は白く、日の出後は靄に朝日が当たって靄は朱く染まる。日の出が進むとともに靄はまさしく雲散霧消してしまう数分間のイベントである。(毎回それが観れるわけではなく、特定条件の下に発生するものなので、見たい方は神様に祈りましょう)
赤印旛、白印旛と私は呼んでいるが、同じロケーションで目まぐるしく変わる様はそうもない。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66144594/picture_pc_a6562aa310d972a95eaa69b9187110b1.jpg?width=800)
印旛沼の日の出。今回望遠撮影はE-M1mark3のM.Zuiko12-100mm/f4.0Proの35mm換算200mmのレンズのみである。
マイクロフォーサーズはこのレンズ一本あれば殆どにシチュエーションはこなせる上に、画質が大変すばらしい。このレンズの評価についてはかなりのレビューがあるのでグーグル先生に聞いて見て欲しい。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66144858/picture_pc_23300c8d5be42031651a9327a4434caa.jpg?width=800)
これは乗ってペダルを漕ぐものではなく、ホンモノの白鳥さんが何故かいらっしゃった。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66144951/picture_pc_ef0b527105c15ef949d4215fd080746f.jpg?width=800)
船着き場と朝焼け。船着き場のチープさと、太陽光に朱く染まる水面の靄がまさにThe印旛沼という感じだろうか。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66145158/picture_pc_684274fbb41572463bd6eafc6a3615a6.jpg?width=800)
〆の一枚はボートで出漁する釣り人達。
寒かったがスタートレイルに始まり3台のカメラで思う存分撮影が出来て、印旛沼は当分お腹一杯状態となった。
次回は暖かくなった頃にでも来てみようかな。
つづく。
注)貸し船屋さんのふな一さんで年に数回釣りイベントが有り、車で来る方(というか真夜中は車しか交通手段が無いので、必然的に車で来ることになるが)は、ふな一さんの小屋付近に停めないようにしてください。撮影はあくまでもふな一さんのご厚意でカメラマンに開放されているので、商売のお邪魔をしないようにしてください。ちなみに歩いて1分の別の駐車場(かっぱ公園)に無料で停める事が出来ます。詳しくはグーグル先生に聞いて見てください。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66146259/picture_pc_a5c09f481efa838f278ca05f3a6c9aa1.jpg?width=800)
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