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子育てってえらい?

11/1の早朝。
爽やかな青空のもと、我が家に第3子となる男の子が生まれた。
まだ泣くことしかできない我が子の体温を感じながら、ありきたりな表現だがその存在が愛おしい。

3,150(サイコー)gで生まれた我が子


そんな幸せに満ち溢れている今だからこそ、思っていることを綴りたい。

子どもを3人育てることは「えらい」のか。

「何人目のお子さんですか?」と聞かれて
「3人目です!」と返すと
「3人も!偉いね〜!」とか「凄いね〜」言われることが何回もあった。

子育てをすることは「偉い」ことなのか?「凄い」ことなのか?
私は全くそうは思わない。

「大変ね〜」ならわかる。
確かに子育ては大変だ。
昼夜という概念のない赤ん坊に対して、寝る間も惜しんで夜も授乳したり(私は父なので乳は出ないがw)、ミルクを飲ませたり、オムツを変えたり、吐き戻した時は暗闇の中で着替えもする。
当然日中の家事がなくなるわけもなく、上の子の面倒も見なくてはならない。
子どもらが寝ている間に自分のやりたいことや仕事を片付け、寝落ちしたと思ったらまた夜泣きで起こされる。
うむ。確かに身体的には大変だ。

ただ、偉くもなければ凄くもない。
「偉い」とか「凄い」って言葉は、普通の状態よりも優れている様をいうと認識している。
普通の状態ってそもそもなんだろう?
日中は仕事に出かけ、夕方帰ってきて、夕飯を食べ、風呂に入り、寝る。
これが普通の状態なのか。
否、普通なんてものはない。
夜勤で働いている人もいれば、土日祝など関係なく働いている人、時間に関係なく働くフリーランスや個人事業主だっているし、働いてない人だって、家でPCとずっと睨めっこしている人だっている。
普通というか日常というか、そんなものはその時々の状況によって変わるものだ。

3人の子育てをする。
そのためにできることを日々淡々とやる。
今はその状況に自分が置かれているだけ。
大変ではあるが、何も偉くも凄くもない。

ただ、甲州弁においては少々面倒な一面がある。
甲州弁で「えらい」とは「しんどい」「だるい」という意味で使われることがある。
「体えらいわ〜」など、気だるいときや疲れたときに使われる「えらい」があるのだ。
山梨県民においてのみ「えらいわね〜」と言われた時は本来の「偉い」の意味で言ったのか「体がしんどくなるわね」の意味で言ってくれているのか分からない。笑
なので勝手に後者の意味だと捉えて、「はい、大変です〜」と応えるようにしている。
その意味においては、確かに3人目の子育ては「えらい」。

ではどこが「大変」なのか

先述のように、体への負担という意味でいえば確かに「大変」ではあるが、もっと別の意味でそう言っている人もいると思う。
・生活費や教育費などの経済的な「大変」
・家事、育児、仕事との両立などの時間軸的な「大変」
・子どもやパートナーへの接し方やストレスなどの精神的な「大変」
…など、もっと色々ありそうだが一旦割愛する。

結局のところ何を「大変」と思うかは人それぞれだし、その場その時で違ってくると思う。
でも「大変」だと思うから避けるとか、やらないとか、想像で片付けるのは違うと思っている。

ネットの情報に流されて、勝手に「子育て=大変」だと思っているだけ。
大変かどうかなんて、やってみなくちゃ分からないじゃん?
確かに子育ては大変だと思うことも多いけど、それ以上に幸せと楽しみがある。

「Nothing we can do」

Yahooニュースでたまたま、元プロ野球選手のラミレスさんの記事を見つけた。
https://hugkum.sho.jp/527040
こちらに書いてあったラミレスさんの口ぐせに深く共感した。

「Nothing we can do」
僕たちは今、何もできない。
なるようにしかならない。

実際に起こってもいないことを勝手に想像して悩んでしまうが、そんな時間はもったいない。
こうだったらどうしよう、は実際に起きてから考えればいい。

この記事を読んだ時、「まさにそう!」と思った。
何を隠そう、うちのちゃんよめがまさにこのラミレスさんの奥さんと同じ思考だからだ。笑

未来を見据えつつ、「今」にフォーカスする。
アドラー心理学にも通ずるこの考え方が私は好きだし、普段から意識してることだ。

ようこそ我が家へ!

最後に取り止めのない話で締めよう。

先日子どもが図書館で「ざんねんないきもの辞典」というのを借りてきた。
その中のエピソードの一つにこんなのがあった。

コウテイペンギンのオスは2ヶ月間飲まず食わずでマイナス60℃の中、卵を足の上で温め続けるのだそうだ。

なんだ、人間の男なんて、大したことないじゃん。
ペンギンの方がよっぽど立派だよ。
なんてふと思ってしまった。笑

全国のパパに言いたい。
子育てって楽しいよ!!

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