黒帯会議 UTY審査員回の補足

かもです。

11月7日、YouTube黒帯会議で僕が審査員をさせて頂いている吉本のオーディションライブ『UP TO YOU!』について話している動画が公開されました。
というか僕が公開しているのだけれど。

そこで黒帯さんにいろいろ聞かれて、いろいろ喋ったんですが、「これどこまで言ってええんやろ」とビクビクしながら喋っていたので結果、思ってることの1割くらいしか喋ることができてませんでした。
しかも解像度の悪い1割。

そこで久々に個人のnoteにいろいろ書いてみようと思った次第です。
先にこの動画を見てからこの先を読んでください。細かい説明を端折りたいので。

最初に「最近霜降りさんとか金属さんっぽい雰囲気の漫才師多い」みたいな話をしてますけど金属さんっぽい人の方が多いかな。女性ならハインリッヒさんとか。
ダーティーな雰囲気の漫才師。
「雰囲気だけマネしてもなー、マネするとこそこちゃうねん。勉強するとこそこちゃうねん」

「矛盾しているとことか、会話の流れが不自然なのもイヤ」と言っているところに関しては、劇場メンバーになる人はほぼほぼクリアしているので、ある程度のおもろさを持っている人ならそこを意識したネタづくりができたら劇場上がれるやろな、と思っているので言ってます。
というか、ある程度おもしろくてそういうネタが1本でもできたら劇場上がれるはずです。
何回も劇場から落ちたり上がったりしている人は、そういうネタがたまたまできて「これええネタや」ってなってるだけで、ちゃんと仕組みを理解してないから安定した結果が出ないんじゃないかな。

あと台本的に矛盾も無く、自然な流れのネタができたとしても、「そのセリフそんなデカい声で言わんやろ」とか「なんでその場面でその顔してんねん」とかも見てます。リアクションとかも。

僕が気にするのは「普通に友達と会話する時、その話題振られてそんな返しせんやろ」というところです。

漫才の話ですが、いかに普通の会話に見せるかが大切だと思っているので、そこで違和感覚えてしまったら結構キツいです。
そこがベースであって「でもこいつはこういうキャラやから、このセリフ言いかねへんな」とか「普通はこれくらいのリアクションやけど、こいつやったらもっとデカいリアクション取るかも」などのボケしろ、ツッコミしろを考えていく作業かなと思います。
なのでそこまでに、いかにお客さんにその人のキャラを植え付けさせるかがポイントになったりすんのかなって感じ。
まぁコントにも通じるんですが、コントはいろんなことが出来すぎてあんまりそこに目が行かないとは思いますが。

あとやっぱりオリジナリティもっと欲しいなーと強く思います。
ピン芸人のシンプルフリップ、浅い偏見のネタはかなり見てられないです。
もっといろんな人のネタを見て勉強しましょう。
ていうか金払っていっぱい劇場のライブ見ましょう。
バイト月1日増やして1万余分に稼いだらライブ5、6個見れます。
自分の人生のための先行投資ですので。




動画の最後に「おもしろいと思った人には〜」みたいな話してますが、建前の「まあまあおもろいんちゃう」を言ったとしてる人には、個人的にその人の100点が出せるようになって欲しいなと思ってます。

おもしろいと思うことにはその人の価値観があるし、人それぞれできることとできない事もあるだろうから「おもしろさ+他の分野」で100点に近づければ問題ないです。
実際それで点数つけてますし。

「おもしろさ+他の分野」で100点出せそうな人に建前のおもろいを言うてるはずです。

ホンマに「こいつ何も無いな」と思った人には一切褒め言葉は使ってません。



ということで今回の黒帯会議の補足でした。
今後もし僕と話す機会があったら遠慮なくなんでも聞いてください。
これからはハッキリ言わせてもらいます。
公の場であーだこーだ言った責任として。




あんな動画撮らんかったらよかったー。


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