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【父から受け継いだ将来の設計図】14歳からスペインで挑戦した日本人選手!?ダニエル太郎のヒストリー#92

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。
 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。 
 今回は、「太郎」の愛称で呼ばれている、日本人のダニエル太郎選手についてご紹介です。
 この記事では、「日本の選手は世界で活躍できる?」と言う疑問に対して、ダニエル選手が今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2021.10.22現在、2022.09.19ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

ダニエル太郎
コースの打ち分けが鋭いストロークとサーブが武器の選手。得意のバックハンドでウィナーをとることでリズムをつかんでいく。上位選手に対してもしっかりと自分のプレーができる。レッド・ツェッペリンが好き。

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「7歳テニスを始め、14歳でスペインへ留学!」

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スペインのアカデミーでM.サフィンとの出会い!


 1993年1月27日アメリカのニューヨークで日本人とアメリカ人と日本人のハーフの父と日本人の母もと生まれました。5歳の頃から父の仕事の影響で埼玉県へ移り、元テニスコーチを経験していた父が気晴らしでテニスをやっているのを見て、むさしの森ローンテニスクラブで7歳からテニスを開始しました。
 9歳(小学校4年生)の頃に、英語とテニスの教育を両立させたいとの両親の想いで愛知県の森林ロングウッドでテニスをプレーします。当時からプロ選手になることを夢見ていた太郎とそれを叶えさせるロードマップとしてスペイン留学を父はすでに計画していました。
 14歳でスペインのバレンシア州アリカンテにあるロザノ・アルトゥールテニスアカデミーへ留学し、ホセ・フランシスコ・アルトゥールが指導をしました。ジュニアの国際大会デビューは15.2歳でスペインを中心に大会へ参加し、徐々に南米やアフリカなど活躍の場を広げていきます。18.2歳までの間に、30大会に出場し77勝28敗(勝率73%)の結果を残しました。

「17.5歳でシニアデビュー!スペインを中心に活動!」 

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N.ジョコビッチ[14]に勝利したときの表情


 2010年17.5歳でスペインのフューチャーズでシニアの大会デビューをしました。2010年、2011年は35大会中33大会をスペイン、2大会をポルトガルで参加しスペインを中心にキャリア初期は活動をしました。
 2012年からはスペインを中心にヨーロッパ、アメリカ、日本でもプレーをしフューチャーズからチャレンジャーへ活動のレベルを上げました。
 ツアーデビューは2014年2月21歳でチリのビニャ・デル・マル250の予選を勝ち上がり、一気にQFまで進出しました。華々しいツアーデビューを飾り、3月は2大会で1000グレードの予選にも参加しました。この年はチャレンジャーを主体に活動をしますが、GSの3大会で予選に参加し、最後のGS・Uでは予選を突破しGSデビューをするなど挑戦し続けた結果が本戦参加につながる年になりました。その結果ランキングは238位から177位まで上昇させました。

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「22.9歳TOP100を達成!」

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25.3歳イスタンブール250でツアー初優勝

 TOP100を初めてきったのは2015年11月22.9歳の頃でした。2015年の活動も前年に引き続きチャレンジャーが主体でツアーの活動内容も同じですが、チャレンジャー4大会で決勝進出し3大会で優勝をしました。この優勝のうち2大会は2015年最後の2大会で神戸と横浜のチャレンジャーで2週連続の優勝でした。2015年は最終ランキングを96位まで伸ばすことができた飛躍の年になりました。

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 父がテニスを通じてダニエル選手に伝えたかったことは、「テニスを楽んで、人生を楽しんで欲しい」その中で「考え方や姿勢」を学び人生に活かしてほしいという願いでした。
 元テニスコーチだった父がダニエル選手がテニスを始めた頃に計画したドリームプランは14歳からスペインへ行くことでした。このドリームプランによりスペインを中心に活動し、世界で戦えるスキルを身につけました。自身としても、今の自分のレベルや年齢を計算して、どうやったら成長できるかを考えてきました。
 結果として、キャリアハイは2018年8月の64位で25.7歳で達成しています。この年は、3月インディアンウェールズでN.ジョコビッチ[14]に勝利、4月イスタンブール250で日本人男子4人目となるツアー初優勝などを経験しました。

 
 2019年4月からTOP100から離脱し現在は123位です。近い将来TOP100へのカムバックを期待しています。そして、キャリアハイ更新やツアー2勝目の自身の記録更新を楽しみにしています。 


 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
 この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。



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PS.スペインを選んだこと、スペインの中でもなぜアリカンテを選んだのか、他の候補はどこだったのか伺いたいです!


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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