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日本の企業とテニス:SONY 2/2部

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。この記事ではテニスと企業についてご紹介していきます。「日本企業とテニスのつながり」に対して、日本の企業とテニスへの注目や貢献を振り返ってご紹介していきます。(2021.02.02現在)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

 前回の記事、日本の企業とテニス:SONY 1/2部では、盛田正明さんとM.マーコックの「人物」が中心の記事でした。今回の記事は、SONYの前身である「東京通信工業」がどのような会社だったのか、その経緯から現在スポーツに対してどのようなテクノロジーを組み合わせてサービスを提供しているのかを調べていきます。

SONY概要

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 1946年5月にSONYの前身となる「東京通信工業」は、戦後の東京にて「技術の力で祖国復興」を目指して設立された会社です。
 設立前は生計を立てるために、ラジオの修理や改造を基に、電気炊飯器や真空管電圧計の開発を行いました。
 会社設立後は・電気ざぶとん、ピックアップ、無線機、テープレコーダー の開発・販売を行いました。
 時代に先駆け商品開発・拠点拡大・人材登用をしながら成長し、現在までに売上9兆、従業員110,000人、1,414社を連結子会社とする多国籍コングロマリットです。

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電気炊飯器

 現在SONYの主要製品・ブランドのセグメントは6つで、売上の主力はゲーム&ネットワークサービス(プレイステーション)、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(モニターやカメラ)、金融(ソニー生命)の3つです。

ソニーブランド

ソニー実績


 映像を「撮る」→「送る」→「観る(視聴者)」までの機材(カメラ等の撮影器具)・ネットワーク(通信技術)・媒体(テレビやモニター等の再生装置)の技術の開発や販売をソリューションとして持っているのがSONYの強みです。  

 その強みに音楽・映画を合わせて電機メーカーとしてエンターテイメントを掛け合わせた企業です。


ソニー×テニス


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 ソニー最初のテニス事業は、1979年ウィルソン社のゴルフ、テニス、野球、アメリカンフットボールなどのスポーツ用品を輸入・販売する目的でスタートしました。
 輸入・販売は1985年まで6年間活動しました。現在はスポーツ用品ではなく、SONY独自のテクノロジーをテニスに応用しています。現在テニスに利用されているSONYのテクノロジーは、下記の3つです。


ホークアイ

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 テニスのチャレンジシステムである「ホークアイ」は2001年にイギリスのロケットの弾道研究を行っていた会社が制作したサービスです。テニスのチャレンジシステムとして有名ですが、現在はサッカーのライン判定、VARなどに活用されています。
 2011年より、ホークアイはソニーのグループ会社となりました。ロケットからスポーツに応用されたきっかけは、クリケットの試合をより楽しむために、ボールトラッキングの技術を最初に開発し、その後テニス、サッカーなど様々な競技へ展開をしました。
 このテクノロジーにより、今まで可視化できなかった、ボールの着地点、回転数、選手の打点など、様々な情報を可視化できるようになったことで、スポーツの公平性や技術性を高めることができるようになりました。
 

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スマートテニスセンサー

 2014年に発売された、「スイングデータと映像でプレーを磨く」をコンセプトとしたラケットに装着する装置とアプリです。
 プレイヤーのテニスのショットを即時分析し、スマートフォンやタブレット上で表示する、ラケット装着型のセンサーと専用のアプリによるテニスのサービスです。(2021年にサービス終了)

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↓お勉強させていただきました。
http://www.lafino.co.jp/fs/tennisshop/sse-tn1


スマートテニスレッスン

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 2017年にテニススクールでの指導向けに開発された「スマートテニスレッスン」は、コーチ上のカメラでの映像とラケットに装着するセンサーを組み合わせ、打球フォームやデータ、配球やポジショニングをテニスコート上ですぐに確認できる最先端のテニスレッスン支援システムです。2021年に販売を終了したスマートセンサーの技術も引き継がれています。

 SONYは創業から現在まで、最先端の「モノ」を通じて、人々の生活を豊にしている企業です。

 スマホが普及し、自分自身で試合動画を「撮る」・「編集する」・「観る」ることは容易になりました。
 今後、世界で活躍する子どもたちの輩出をサポートするには、「動画」+「データ」が必要になってきます。1度や2度の試合や練習のデータではなく、何年も撮り溜め現在と過去を照らし合わせ、「夢の達成」までどのような計画を建てていくのか、現在の立ち位置を測ることができるリテラシーが必要になっています。

 今後、SONYのテニス×テクノロジーがどのように成長し、子どもたちの育成に活用されるサービスが生まれていくのか期待しています。
 今後は、データ(プレー動画とアナリティクス)を基にIMGの方が来日前にチェックできたり、高校や大学のセレクションにつながったり、遠隔でのコーチングができるようになるサービスの開発があると嬉しいです。


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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