７つの習慣④

ここからは「公的成功」について解説していたいと思います。
公的成功とは、周りの人も巻き込んでみんなで成功するということになります。
この公的成功を果たすためにはまず、私的成功を成し遂げる第１の習慣から第３の習慣が必要となります。

では今回は第4の習慣であるwin-winを考えるについて述べていきたいと思います。
win-win とはすべての人間関係において必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方の姿勢のことです。
何かを決める時や問題を解決する時、お互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指すということです。

ついついスピード感を求めてお互い妥協してしまったり、どちらかが話を曲げて進めてしまったと、コビー氏は win-winでは第3の習慣の存在を信じることが必要だと言います。
自分だけのやり方でなく相手側だけのやり方でもないもっと良い方法を、
もっと高いレベルの方法を見つけることだといいます。
簡潔にいうと、周りの皆が得する方法を考えるということです。

また人格はwin-winの土台であり、すべてがこの土台の上に築かれるとコヴィー氏は言います。
win-win はあらゆる人間関係の成功を築くための基礎であり、
win-win の根本には全員が満足できる方法は十分にあるという考え方があり
ます。
一人勝ちのゼロサムゲームや誰かが勝てば誰かが負けるような考え方ではないということです。

双方にメリットがある解決策が見つからなければ合意しないという選択肢もあるそうです。
 win-win と妥協は違います。妥協せず双方が最初に持っていた考え方を上回る素晴らしい解決策を生み出すことができると思います。