軽く自己紹介

こんばんは。僕たちは一卵性双生児、ふたごですね。今更ふたごなんて珍しくもなんともないですね。医学の発展により体外受精や人工授精が盛んに行われている昨今では「双子」の出生率が上がるのは、そう珍しいことではありません。
それはそうと、僕らが活動しているゲーム配信・音楽制作を行う背景にはADHD(Attention deficit hyperactivity disorderの略称)という発達障害が二人ともに備わっている、という事実が存在します。兄である私、ちゃんちょん。弟のチャタライ(chat a lie)。二人ともが今流行りの発達障害だとわかってしまったのです。

それの何がゲーム配信とかと関係あるの?

そんな声が聞こえた気がします。わがる。|《著しく相手の考えていることが理解できているさま。もしくは同調表現の最上級を表す東北的表現。》僕たち自身もあまり関係ないと思っていました。そもそも大学に入学して、二十歳を超えても自分がADHDであることすら知りませんでした。しかし、僕の通った大学で医学を学んでいくうちに、

「俺、ADHDじゃね?」

と気づいてしまったんだぁ。。。

創作活動を始めた経緯の前に軽くADHDエピソードとして昔話を一つ。なんとなく生きづらさを感じ始めたのは、大学入学からいきなり一年目で留年を喰らった時。もちろんこれは僕が大学に入って浮かれて勉強をしなかったため。そこは譲る気はない。しかし、その後留年して、奨学金が止められてしまい、しぶしぶ飲食バイトをすることに。これが仕事として初めて、社会と僕が邂逅する瞬間でした。

どぅわっ、ぜぇんぜぇん仕事できなぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ

もう本当仕事できないの。人生で初めてのバイトだったけどそれを考慮しても引くほどできないの。コップ割るし、勘定できないし、店が混んできてテンぱってたら客に接客についてキレられるし、店長に某津軽弁で「おまえ、なんなんず?!」って怒鳴られるし。しかし、初めてのバイトでも時間をかければ、、って甘い考えはおよしなさい。初バイトから五ヵ月経過して開店準備を店長と二人きりで行っていた時のこと。黙々と開店準備をする僕に店長がポツリと、

「君、仕事できないねぇ。やめたかったらやめてもいいよ?」

この時僕は思いました。

なんか俺普通のことができないのかも?

当時ぼくは非常に傷つき、思わず店長の前で号泣してしまいました(笑)慌てた店長は、必死に慰めようとしてくれましたが、

「いや君はいいやつなんだよ?!けどこのまま続けてしんどかったらアレだし代わりの子紹介してもらって、その子と代わってもいいからね?」

とか抜かしてきやがりました。けどそれほど覚えが悪かったのでしょう。店長からしたらこんなに不器用な子は見たことなかったのかもしれません。

この話を聞いて、どこがADHDなの?って思った方がいらっしゃるかもしれません。確かに誰しも間違えはするし、物事の覚える速さも人によってまちまちです。しかし僕の間違える頻度、間違えた後のテンパり具合、テンパることでその後に与えるパフォーマンスの低下のいずれもがケタ違いだ。
詳しいADHDの特性などはここでは割愛させてもらいますが、テンパった時の立ち振る舞いは、およそ常人とはくらべものにならないほどのポンコツ度合いを発揮します。(もちろんすべての場面でポンコツである訳ではないが)

他にも多くのADHDを連想させるようなエピソード(衝動性による講義中の途中外出、部屋の鍵紛失、多動性による話の聞き洩らし・・・etc)が重なり、僕は自分をADHDと自覚していきました。これが皮肉にも医学の道を志す僕の初めての自己診断になろうとは思いませんでしたが。

こうして僕は自分の特性への理解をしていき、長所や短所があることがわかっていきました。ADHDの特性の一つに過集中というものがあります(個人差はある)。これは自分の興味のある分野や行為を長時間行い続けるというものです。自分の興味のあるもの、というところがミソです。

これこそまさに僕たち双子がゲーム配信・音楽制作を発信していくきっかけとなったわけです。簡潔にいうと僕たちは過集中というADHDの特性を持って自分の興味のあることをやっていたらそれぞれ得意になっちゃったから発信していこう!というわけです。別のnoteで後述しようと思いますが、個人的にはADHD傾向の人は創作活動に向いている、と思っています。それをADHDの人で悩んでいる人や、新しい道に踏み出そうとしている人の後押しになればこれ、幸い、という気持ちでやらしていただこうと思っております。長くなりましたが僕たちの活動の経緯をもって、自己紹介とさせていただきます。これからエッセイ的に自由にADHDの特性などを個人的経験談を交えて書いて行ったり、ゲーム配信・音楽制作における話題にも触れつつ皆さんと交流していけたらと思っています。では、次回。 ちゃんちょん

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