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2024/05/18-24|モンパパの思い出

05/18

昼までたっぷり寝て、ガッツリ衣替えムーブをした一日。
洗濯機を回し、モノによってはオキシ漬けをして、また洗濯機を回し、浴室乾燥にかけて、冬物を断捨離し、その生き残りを一通り段ボールに詰め、収納サービスへと送り込んだ。洗濯の合間に買い出しもした。えらいえらい。

夜はラジオを聴きながら、ここ3~4ヶ月ずっと購入を迷っていたエアロバイクをついに注文した。さんざん悩んだ末にサイズ・静音性・機能・価格のバランスが一番よさそうなのを選んだつもりだ。
年明け頃から「どこのジムを契約するか」で悩んでいたのだが、通いやすくて魅力的なジムは意外と近所にない(以前体験した暗闇系のジムはけっこう圧強めだったし、私の居住エリアはちょうどチョコザップの空白地帯だ)。そもそも仮に理想のジムが家の隣にあったとして、私は外出に人一倍の気力を要するインドア人間なので、家を出るというハードルを超えられない日が必ず来る。下手したら3日目で来る。だったら家をジムにするしかないじゃん!と思い至った次第。何もしないで動画見るのを己に禁じ、「動画見る時間=エアロバイクの時間」と決めてしまうことにした。

明日は文学フリマに出かける!

05/19

電車を乗り継ぎ文学フリマの会場へ。
オープンと同時に入ってサッと買って帰るつもりだったのに、昨晩は入眠に失敗してしまった。本来9時半には起きるはずが結局ほぼ正午に起床。あんまりこういうイベントを訪れたことがないので、人気ライターさんの本とか売り切れちゃってたらどうしようかと思いつつ14時過ぎに入場し、意外とお目当ての本はすべて難なく買えた。うれしい。
(有名なWebライターさんが普通にそのへんを歩いていて、うおー実在している……と謎の感慨を覚えたが、声をかける勇気はなかった)

左上のやつは帰宅したらポストに届いてた文フリと無関係の本

会場内はめちゃめちゃ暑く、人混みにも限界を感じたので30分くらいで退散。家の近所まで戻ってきて喫茶店で入手品をニヤニヤと眺めた。
手始めに写真下列の左から2番目のアイドルエッセイを拝読。アイドルだった「元推し」が何度も逮捕され、大好きだったからこそもう見たくないし、静かに忘れ去られてほしい、という話が身につまされて泣いちゃった。

写真左下は、ガザの作家・ジャーナリストらの日記とエッセイを和訳してまとめた本。売上はガザ支援に寄付されるとのことで事前に目をつけていたが、読みながら息が止まるようだった。爆撃に遭って亡くなる(殉教という言葉が用いられていた)数十分前に綴られたテキストまで載っている。

写真には載せてないけど活字がパンッパンに詰まってる本もあって、少し読んだだけで目がショボショボになっちゃった。レイアウトって大事ね……。

05/20

小学校入学前、朝は必ず『ポンキッキーズ』を見ていた。安室ちゃんやピエール瀧、鈴木蘭々とかBOSEがレギュラーだった時代だ。もはや記憶もおぼろげだけど、子ども番組にしては通っぽい面々だな。
きかんしゃトーマスやコニーちゃん、Pちゃんなどのキャラクターもいろいろ出てくる一方、子どもウケとは一線を画した渋い楽曲も多く、今思えばあれは一緒に見てる親のほうを退屈させないためだったのではないか。当時なぜか親が買ってくれたポンキッキーズのアルバムには、斉藤和義、山下達郎、大江千里、矢野顕子などの楽曲が収録されている。
7:30には終わるテレ東の『おはスタ』と異なり、当時のポンキッキーズはなぜか8:30くらいまで放送していたので、通園・通学で家を出ていく子どもは基本的にエンディングまで見届けられない。子を見送った保護者が見れるED曲(『Child's days memory (米米CLUB) 』)が大人のノスタルジーをくすぐりまくるテイストになってるの、めっちゃセンスいいなと思う。

そういえば『虎に翼』で寅子が景気づけによく歌ってる「♫うちのパパとうちのママが……」の歌も、私からすると「ポンキッキーズのアルバムに入ってた曲」なので、急に寅子が歌い出したときはギョッとした。
寅子のあれはモンパパといって、日本に輸入されたフランスのシャンソン曲が形を変えたものらしい。時を経て現代っぽい歌詞へとさらにアレンジされたのがポンキッキーズのやつだそうだ(しかもこれを歌ってるのは『何食べ』の大先生役の女優さん! 知らなかったので驚いた)。

現代版モンパパ『うちのパパとママとボク』の歌詞は、気が強いバリキャリママとうだつの上がらない気弱なパパを、息子のボク視点で対比する曲。平成初期の子ども番組でこれを流したポンキッキーズは相当尖ってる。
ちなみにこの曲、「最終的にパパとママは離婚する」と解釈する人もいるが私は違うと思う。パパとママが喧嘩したとき別れを切り出すのはいつもママ、やり直そうと縋って謝るのはいつもパパ。もしも本当に二人が別れたとしたら、パパは一人じゃ生きていけない人だからせめてボク(息子)はパパと一緒にいてあげよう、くらいの意味なんじゃないかな。

05/21

エアロバイクが届いたので、朝からジタバタしながら組み立てた。
幸いなことに価格の割には取扱説明書がかなりちゃんとしており、一人でもなんとか組み立てられた。走行音も想像以上に静かで、夜間でも思い立ったときに漕げそうで助かる~~~。賃貸なので念のためマットも揃え、設置場所に合ったサイズにカットするなどした。重労働である。

仕事を終えたあと早速やってみた。常に15~18km/h のペースを保ちつつ、Huluで『笑点』の大喜利と『あべこべ男子の待つ部屋で』を見ながら合計約40分。意外とキツすぎはせず、それでいてしっかりと汗をかき、終わってみればあっという間だった。外でチャリ乗るときと違って一生スマホ見てられるのはかなりアツい。誰にも見られてないのでニヤニヤしながら淡々と漕いでいられる。やってみるまでは足首の具合が少々不安だったけど、サポーターさえつけていれば全然いける。むやみに負荷を上げまくると太ももに筋肉が付きすぎてしまうらしいので、基本軽めでやっていく。

怒涛の衣替えと断捨離により、寝室の一部をしばらく占拠していた引っ越しの段ボールをやっと処分できた。今のところエアロバイクはリビングに置いてあるが、寝室に移動させてもいいな。

05/22

入眠に失敗して2時間半くらいしか眠れないまま業務開始。
立ったり座ったりのあらゆる動きがうちの祖母と同じくらい緩慢にならざるを得ず、当然ながら判断能力も終わっていて、これはいよいよどうしようもないぞ……と絶望したが、夕方から夜にかけて変なエンジンが入ったことでなんとか乗り切った。20時ごろベッドに入り、目が覚めたらちょうど日付が変わる頃。いつからか4時間以上連続で眠れなくなってしまった。

一度起きたらどうせしばらく眠れないので15分だけエアロバイクを漕いだ(毎日やると逆によくないらしいけど)。
少なくともエアコンより静かだし、ペットボトルを足元に置いたまま漕いでみても水面に一切動きがないので、階下への振動も気にせずに済みそう。睡眠に難を抱える私のためのエアロバイクじゃないか。

そういえば昼に買ったセブンの玄米おむすびがやたらおいしい。
しばらくごはんは全部これでいいかもしれないと思って「寝かせ玄米」とやらを調べたらす~~~ごい高くてしょんぼりしちゃった。

05/23

4時間以上の睡眠ができないなりに頑張って可能な限り寝てみたら比較的元気に過ごせた。基本がローテンションなので誤差程度でしかないが、普段と比較して心の中の「なんとかなる」感が潤沢だった気がする。

寝室にリネンのカーテンを導入してみたところ、窓から入り込む光の加減がちょうどよくなった。ウォールナットっぽい色の窓枠と白い壁紙にうまくマッチしていて、実店舗で下見をして正解だったなとほくそ笑んだ。

エアロバイク生活3日目、きょうは40分かけて10km漕いだ。
東海オンエアとか見ながら漕けば案外あっという間に時間が過ぎるし、体力的には余裕だからあと2時間ぐらいゆるゆる漕いでもいいくらいなのだが、変に筋肉がついたり膝痛めたりするのも怖いので節度は守らねば。

これ復活後の動画の中で一番好きかもしれない。
チャンネル全体の中でも食べ食べポーカー食べ食べUNO100g当て対決らへんは何度見ても笑っちゃう。食べる系の企画が特別好きって感じでもないんだけど、なんか妙に偏ってるな。

05/24

おなかを壊してしんどかったので在宅に切り替えて作業した日。

精神的な負荷が高まって人生が無理になってくると、その思いと比例するように「一人旅したい欲」が漠然と高まってくる。1泊2日で首都圏近郊みたいな旅行じゃなくて、どうせなら同じ温泉宿に3~4泊とか、10日かけて4~5県巡るとか、そういう贅沢をやってみたい。海外は怖いので行かない。

最近特に憧れが強いのは「新幹線で通過できない県」である。
新幹線が通ってさえいれば難易度はかなり低い。通過だけなら余裕だし正直いつでも行けそうな気すらしてくるが、山陰や四国のあたりは自分からエイヤと出向かない限り一生縁がないからこそ憧れるのかもしれない。東京→京都から城崎温泉を経由して鳥取・島根を電車で巡る旅など想像してみたが、乗換案内で調べた感じ、いろいろ見てまわるなら最低4~5日はかかりそう。砂丘とか足立美術館とか出雲大社とか全部行ってみてえ~~~っ。


今週分の『虎に翼』をまとめて見た。
緊張するとすぐに腹を下す、ちびまる子ちゃんの山根くんみたいだった優三さんがシンプルに寅子のよき夫となっていて、ゆえに……もうフラグが立ちまくっててさあ………! 頼むから兵役免除とかになって帰ってきてくれよ。

『カムカムエヴリバディ』で稔さん(推しのアイドルが演じていた)の戦死公報が届いた日、ライブを観るために横浜アリーナにいた私は、同行の知人に若干引かれるほど憔悴していた。その稔さん以来の理想的な朝ドラ夫とも評価されている今作の優三さんは果たしてどうなるのか。いつものように1週間分まとめて見るか、来週は毎日見るか迷ってしまう。

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