2021年福島県サッカーリーグ2部2節 VS北芝電機 観戦記!
10月17日(日)に行われた福島県社会人サッカーリーグ2部第2節 北芝電機戦の観戦記です。当日の西部スポーツ広場は気温が11℃、小雨、グラウンドはところどころに水溜まりがあり、ボールが止まってしまう様なグラウンドコンディションでの試合となった。
また、今日の試合は、いつもスタメン起用のNO.8岡部、NO.10五十嵐が欠場となり、その代役が気になるところだったが、グラウンドを見ると、
なんと全社の松下戦以来の出場となったNO.6渋谷がCBに起用!いままで右SH若しくは
ボランチでしか出場なかった渋谷を起用。
本人には聞いていないが、福島ユナイテッドU15でも、福島東や大学・社会人でも経験はしていないと思う。まして試合は7月1日の全社以来、3ヶ月半ぶり、これは大コンバート!監督も大胆な起用をする!
NO.10五十嵐に代わったのはNO.19今井、今までSBとボランチ両方ともやっている選手なので、ほっ!安心です。(笑)
システムは、いつもの4-2-3-1。NO.21中鉢のワントップに、左SHがNO.77吉成、右SHはNO.33タクミ、トップ下にNO.7ヒロキ。ボランチ2枚は、NO.14三好とNO.19今井、左サイドバックに、NO.22佐々木、右にはNO.17山崎。不動のセンターバックにNO.4芳賀とNO.6渋谷、そしてキーパーは安定感抜群のNO.1矢部が先発となった。
対戦相手の北芝電機さんは、昨年夏にリーグ戦を戦い、辛くも4-3で勝利したが先取点を奪われ、厳しい戦いをした相手で、一昨年の3部、東西優勝決定戦を対戦したチームです。
昨年までの印象は、FWに長身選手がいて、うちと同じく高さで得点を取る、攻撃陣はテクニックと速さを持っている選手が多いイメージでした。
北芝さんのシステムは4-2-3-1。やはりワントップに長身選手を置き、サイドからのクロスと2列目の飛び出しで得点するパターンか。
午前11時、シャンオーレボールでのキックオフ!
開始は互角の戦い、両チームの選手共に、足元が悪く滑ってなかなか納まらない展開が続いた。その中でも、シャンオーレの選手達はボールへのチャレンジ&カバーができており、序盤のリズムは前節とは雲泥の差!(笑)ほぼチャンスを作らせていなかった。
前半7分、ハーフライン右からのスローインからチャンスが生まれる。
NO.17山崎からのスローインを中鉢が落とし、そのボールをNO.33渡辺が左へドリブル開始、左サイドで待っていたNO.77吉成にパス!受けた吉成が相手一人外して、強烈なシュートを放つが右へ大きく外れた。グラウンドコンディションが悪いので上手くミート出来なかったか。しかし前節よりもいい入りが出来たと思う。
前半11分、待望の先取点!
またしても、右サイドからのスローインをNO.14三好がが上手くヒールでNO.7高橋に流し、そのボールを効き足とは逆の右足で丁寧に真ん中から走りこんだNO.21中鉢へラストパス!ワンタッチ後右足で左隅にゴールに決めて先取点を獲得!
今シーズン、試合開始から約10分の先取点で、シャンオーレの勝つ確率は100%だった?気がします(笑)
得点を取った後も、NO.21中鉢が前線からプレスのスイッチを入れると、NO.77吉成、NO.7高橋・NO.33渡辺が連動して前々でディフェンスし、相手が苦しくなって蹴ってきたところを回収するという、良い時のシャンオーレらしいディフェンスが出来ていた。
NO.22佐々木も身体を張ったプレーが目を引き、サイドバックの能力が徐々に発揮できるようになってきた。監督も相手サイドでのディフェンンスにナイスプレー!の声もかかっていた。(パスミスも多かったけど、修正して次戦に期待します!(笑))
前半30分には、相手GKのキックを中鉢がプレスを掛け、厳しくなったゴールキーパーが前に蹴り出す。そのボールを高橋が拾い、前に残っていた三好へパス、高橋、中鉢、三好、吉成とすべてダイレクトパスで繋ぎ、吉成がシュート!相手DFのブロックに当たるもコーナーキックを獲得する。このプレーにも監督からこの試合2度目の素晴らしい!と声がかかった。こうなってくると追加点の匂いがプンプン!(笑)
前半31分、先ほどのプレーで獲得したコーナーキックを、NO.4芳賀がドフリーでヘディングシュートを決め、2-0と突き放す!芳賀は前節も得点を決めており2試合連続のゴール。天皇杯や全社では得点が無かった男が、リーグ戦で爆発の予感?(笑)
前半は2-0で終了する。前半は全員がボールに対して集中してプレーができており、ほとんど相手に対して思うような攻撃をさせていなかったと思う。パスミスなどが出たが、グラウンドコンディションも悪かったので仕方ないか。また心配されたセンターバックで起用されたNO.6渋谷も、入りは覚束なかったところもあったが、徐々に慣れてきたのか、1回で跳ね返すところ、ボールを持ってパスを通すところ、相手FWを身体を張ったディフェンスもできていたと思う。また、NO.19今井も目立たないがポジショニングが素晴らしかった。攻撃のところと守備のところ、ちゃんといい距離感で立ってました。
後半に入っても相手にプレーさせることもなくシャンオーレペースで試合が進む
後半16分には、前半にもあったが、ダイレクトプレーで相手を翻弄する。
相手ゴールキックからのボール、DFのパスカットからNO.19今井が中鉢へパス、ダイレクトで高橋に落とし、更にヒールで三好にパス。三好がダイレクトでシュートするもGKの
ファインセーブで得点する事が出来なかった。が、今日3回目の監督の素晴らしい!の声が。何年も試合見てるけどこんなに監督が素晴らしいと声をかけるのは珍しい!(笑)
後半18分、この試合初めてのピンチが。
一度、NO.17山崎が身体を入れてマイボールにして、GKへバックパスをするもパススピードが弱く、相手FWに取られる。NO.4芳賀が身体を入れてクリアし事なきを得たが、1失点もののプレーだった。
グラウンドコンディションもあるが、連動した声掛けとパススピードを考えれば、ピンチにならないようにできたと思う場面だった。
後半23分にも決定的なチャンスが。
相手陣内の左サイドからのスローインをNO.77吉成が受けて、上手くドリブル突破しゴールラインギリギリからマイナスのクロスボールを送ると、NO.14三好とNO.21中鉢がスルーし、ペナルティエリアへ2列目から飛び込んできたNO.19今井がダイレクトでシュート!するも大きくゴール上に逸れて得点ならず。惜しいチャンスだった。
後半26分に待望の追加点が入る。
相手陣内左サイドでNO.21中鉢がファールを受け、FKのチャンス。
NO.7高橋と監督が何やら相談していたが、どうやら、どこに蹴れと指示をしていたらしい。
そのFKをゴール右サイドにストレートなボールを蹴りこみ、そのままゴールかと思われたが、ゴールポストに当り、跳ね返ったボールを、またしてもNO.4芳賀が冷静に押し込んでゴールを決める!これで3-0。
芳賀はこのゴールで2試合で3ゴール目と量産体制?(笑)持ってるわ!
監督の指示した通りに蹴れるヒロキの技術は凄いわ!まあ直接ゴールだったらもっとよかったね!NO.7高橋もこの試合の得点に関与する、スーパーな働きだった。
この辺りから、後ろと前の距離感が広くなり、押し上げが少なくなってきたのが、気にかかった。
後半30分、この試合2回目のピンチらしいピンチが。
右サイドの自陣内からマイボールのスローイン。NO.33渡辺が斜め後ろにパス、NO.19今井がスルーしたボールを相手に拾われほぼフリーでシュートを打たれてしまう。右に逸れて得点は許さなかったが、これも結果は良かっただけで、失点してもおかしくない場面。この時間帯で自陣内のパスは確実に繋ぎたいものです。リスク管理はしっかりと!
後半33分、NO.22佐々木に代わりNO.26池田が左SBに入る。
攻撃陣はまだまだ動けます!(笑)
後半38分、自陣内で相手ボールをNO.21中鉢がカットし、NO.7高橋に渡り、カウンターのチャンス!ドリブルでヒロキが相手陣内に進入し、引付けて左から走っていたNO.77吉成へパス!ペナルティエリア奥まで進入したところでマイナスのクロスを送り、走りこんだNO.7高橋がそのままシュート!体に当たっただけ?、惜しくもゴール左に逸れて得点にはならず!この時間帯でも4人がペナルティエリアに入っていた事が素晴らしい!
このプレー後、後半39分、NO.21中鉢に代わりNO.25金濱がFWに入る。
終了間際、左サイドが空いてサイトチェンジを図ったロングパスがヒロキとシブでじゃれあって見えたのは、お愛嬌?(笑)
今日は70%ぐらいは試合を支配していたと思うが、うち20%は相手のパスミスとシュートミスでクリーンシートになっただけかと。勝って兜の緒を絞めよ!ではないけれど、反省の中からしか上達はないと思うので、更なる高いプレーを期待してなりません。
最後に10/17の試合終了時点で、①喜多方FCが勝点6(3試合消化)②シャンオーレ郡山FCが勝点4(2試合消化)③会津オリンパスが勝点3(3試合消化)③北芝電機が勝点3(2試合消化)③クレハが勝点3(1試合)⑥河東FCが勝点1(3試合消化)となっており、どのチームも優勝の目が残っており、2部は大混戦となっています。シャンオーレは次節クレハ戦が一つ目の山場となります。勝てばぐっと優勝が近づくが、負ければ。。。
正にトーナメントの戦いが求められます。残り3試合、会場で応援お願いします!