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2021年全国社会人サッカー福島県予選決勝 観戦記!


シャンオーレ郡山が初めて全国社会人サッカー福島県予選の決勝まで、いよいよ来ました!2008年(全身はバリエンテ郡山)のクラブ発足以来、初めての決勝。
福島県の頂点を目指しての挑戦です!

この全社を勝ち上がっていく度に、クラブを知っている方々から、「凄いね!」「頑張ってください」などの激励や応援のメッセージを沢山頂戴しました!
もしかすると近いうちに、本当のサポータークラブができるかもしれませんね!(笑)
※注:観戦記とは書いてありますが、この試合には行けませんでしたので、選手の感想と映像を元に書きました。ので、すべて結果論です。(笑)


令和3年7月11日(日)、場所は相馬光陽サッカー場。あいにくの雨、途中激しく降る中、フィールドは人工芝でスリッピーなコンディション、
午後1時シャンオーレボールでキックオフ!

シャンオーレはいつも通り、4-2-3-1。準決勝の布陣から一部変更し、ゴールキーパーNO.1矢部、センターバックにNO.4芳賀・NO.8岡部。SB左NO.19今井 右NO.22佐々木が入る。ボランチ2枚がNO.10五十嵐・NO.14三好。SH左NO.77吉成・中NO.7高橋・右NO.33渡辺。FWにはNO.21中鉢となった。

いわき古河FCさんは、予想通り3-2-4-1?前回の天皇杯からはボランチ2枚が変更となっている模様。センターバックからロングフィードでサイドに当てて、中へ折り返すパターンが多いのかな?が
私の戦前予想でした。SHの2人が早くて上手い!そんなイメージです。

開始3分、早々に失点してしまう。戦前から予想されていた相手DFからのロングフィードのパスを上手くカバーしてDFが前へはじき返すも、相手に拾われ中のFWから左に展開され、絶妙なクロスから中に詰めていた、いわき古河FCのNO.8にヘディングシュートを決めれれてしまう!NO.4芳賀もカバーに入っていたが、僅かに頭を越す絶妙なクロスだった。
これで0-1。

これで少し落ち着いたのか、パスが通るようになってきたが、シュートまで持っていけない時間が続く。
前半12分に驚きの得点が生まれる。NO.22佐々木が前線にロングパスを送るも精度が無く相手GKが捌き、DFラインにパスするもパスコースが無く、再びGKへ。そのゴールキーパーへNO.7高橋がプレスを掛けGKのキックを足にかけて流れたボールを冷静にゴールマウスへ!このプレスは今までの試合で何度も見たが、GKのボールをチャージしてシュートまで持って行ったのは初めてかな?これで同点に追いつく1-1。

前半19分にまた勝ち越されてしまう。
相手のスローインからまたしても左サイドに展開され、簡単にSBNO.19今井が振り切られ中に折り返される。相手NO.8が中で潰され役となり2列目から出てきたNO.29の選手に決められる。これで1-2
サイドから崩したのはまたしてもいわき古河NO.8遠藤選手、いわき古河FCのキープレイヤー。前戦った時から分かっていたので、潰せなかったのは痛かった。
因みにこの遠藤選手は郡山商出身で、振り切られたNO.19今井も郡山商出身でした。

しかしシャンオーレも負けていなかった。前半21分、相手ボールをNO.4芳賀が奪い前線NO.21中鉢へパス、これを中鉢がスルーし、右サイドNO.33渡辺が受ける、そのボールをインサイドで丁寧にグラウンダーのラストパスを供給し、またもやNO.21中鉢がスルーし、左サイドからNO.77吉成が冷静にゴール左へ流し込む。これで同点に追いつく2-2。

前回の天皇杯でもサイドからの攻撃は嵌っていて、いわき古河さんの布陣が3-2-4-1で特にDFサイドが大きく空いており、そこを突ければ得点シーンが!とは思っていたけど、本当に鮮やかな得点でした。ナイス!タクミ!

同点に追いついたシャンオーレは攻勢を強めた。相手ゴールキックからのボールをDFラインがクリアするも拾われ、相手ボランチがタテパスをキープレーヤーのNO.8へ供給、これを読んだシャンオーレNO.8岡部がカットし、左サイドNO.19今井へパス、さらに浮き球のパスをNO.77吉成に出しゴール前まで迫るもゴールラインを割りシュートは打てなかったが、いわき古河さんのサイドを突く攻撃が出来てきた!

前半34分、勝ち越しに成功する。そのゴールキックをロングキックでは無くDFラインへ
パス、相手NO.5に当てるもシャンオーレのプレスが効き再びGKへバックパス。
そこへNO.21中鉢が猛然とプレスを掛け、たまらず前へ蹴りだすも中鉢の足に当りライナーでゴールネットを揺らした!これで3-2

余談だが、ゴールに入ったボールを中鉢が拾い後ろへ大きく投げ出したのは、この試合へ集中しアドレナリンが爆発したのか?(笑)
ただ、一瞬主審が近寄ったのでイエロー?とも思ったが、何も出ずホッとした瞬間だった。
(笑)
このまま1点勝ち越しで前半が終わる。前半の感想としては、いわき古河さんの個人のスキルは勿論ですが、プレーヤーの間で受けるのが上手く、パススピードが速い、距離感が実によい、またボールが無い時の動き出しオフザボールを前線のプレヤーがやっている。のが印象的で、前回の天皇杯の時よりチームでの戦術が明確で更に強くなっているのが感想でした

また明らかにいわき古河FCさんは吸水後、ロングボールでの攻撃をやめ、ショートパス中心に切り替えていた。これによりシャンオーレのプレスが効いているかのような錯覚に陥った。これは後半の戦いで重要になるファクターになった。
※これは結果論です。現場にいたら分からなかったと思います。

後半6分、チャンスが生まれる。いわき古河さんが前半飲水タイム後からと同様に、
中盤でショートパスを繋ぐ戦術で後半もスタートしたが、シャンオーレが前線からのプレスを継続し、DFラインが前線にルーズなボールを供給したところを、NO.4芳賀とNO.8岡部ががっちりストップ!そこから左サイドで待っていたNO.21中鉢へ繋がり、駆け上がってNO.7高橋へパス。ダイレクトで落とし中鉢がシュート!枠を捉えられなかったが、
よいリズムで後半に入れた感じだったが...

その直後、ゴールキックをクリアするも、タッチラインを割ったと思ったのか、相手との競り合いも無くボールをキープされ、どフリーで左サイドにいた相手NO.4に渡り、シュート!を決められてしまう。これで3-3
タッチラインを割ると選手全員が思ったのか、一瞬時が止まった状態でフリーし、決定的なシーンを作ってしまう事が多々あるが、まさしくそれそのものだった。

更に後半9分、勝ち越し点を奪われてしまう。
相手のスローイン、DFのパス交換からまたしても左サイドへロングフィードのパス。NO.19今井が必死に戻るも、ぶち抜かれ中へスルーパス、走りこんだ相手NO8がシュート、キーパー矢部が必死に防ぐも、こぼれたボールをシュートされ勝ち越される。
これで3-4。これが決勝点となる。

3点目も4点目も、同じ左サイドからの得点となったが、4点目が相手の戦術そのもので、
特に注目したいのが、サイドから崩し、真ん中に2列目からの飛び出し、さらにファーサイドにも1枚選手が待ち構えていると言う事。攻撃的ないわき古河FCの特徴がでていた攻撃だった。
しかし、この3分間で立て直す前に勝ち越されたのは痛かった。

この後シャンオーレは攻撃に重心おいたフォーメンションとなる。両SBが前目に構え、相手ウイングには、センターバック2人がカバーする。特にNO.4芳賀は身体が強く相手がドリブルした瞬間、体を当て重心が崩れたところで身体を前に持っていきマイボールにする。これができた事で、より前目で攻撃の推進力が出来てきた。

後半25分、BIGチャンスが生まれる。左サイドでNO.10五十嵐とNO.19今井がショートパスの交換から今井がNO.21中鉢へ、ヘディングで落としたところにNO.7高橋がNO.77吉成へスルーパスを送りDFラインの背後へ、GKと1対1になった瞬間、オフサイドの判定。
何回見ても違うと思いますが...(笑)
※上の写真はNO.7高橋がパス出した後です。DFラインからは出てませんね。

その後は互角の戦いであったが、いやむしろシャンオーレが優勢にも見えていたが、最後の場面で、いわき古河FCさんが身体を張ったディフェンスで凌いでいた印象でした。
また、攻撃の枚数を減らしディフェンスを増やしたことでシュートまで持っていけなかった。逆にシャンオーレはDFを固められた時に決めきるアイディアも欲しかったかなとは思ったが、最後までよく頑張りました!

選手が最後に言ったのは力負けでした!です。がこの相手にここまでやれた経験は大きいと思います。まして、6月からの新しいメンバーも加わりベンチ外になった選手もいました。出場停止の選手もいました。選手25名・スタッフ・監督が全員で戦った5試合。チームとして底上げになった、とても良い経験でした。
出れなかった選手は次のクラブ選手権で爆発してください!期待してます!

最後に、
いわき古河FCさん、東北大会で頑張ってください!
以上2021年全国社会人サッカー福島県予選決勝の観覧記?でした。

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