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2021年天皇杯福島県予選2回戦いわき古河FC観戦記♪♪


2021年天皇杯福島県予選2回戦観戦記♪♪

チームとしては、久しぶりの天皇杯1回戦を2-0で勝たせてもらい続く2回戦は4月11日(日)、場所は会津総合運動公園サッカー場、天候は晴れ絶好のコンディション。

2回戦の相手は、昨年県リーグ1部を優勝し今年から東北2部南リーグに復帰した『いわき古河FC』さん。現在のシャンオーレのカテゴリーから2つ上のリーグに属しており、最近の試合では一番格上の相手。まさにシャンオーレとしては試金石となり、現状の戦力でどの程度立ち向かえるかが図れる相手であった。いわき古河さんはシーズン前に練習試合を多く組んで、精力的なチーム活動しているのは知っていたのですが、経過や結果がアップされていないので、どの程度なのか興味があった。試合前、前の試合で勝利したFCプリメーロ(プリメーロは東北1部)の伊東選手(元バリエンテ郡山)と話す機会があり、いわき古河との練習試合が1-1だった事、DF・FWの選手が高く強い事などの情報?結果などを聞き、過去3年間で一番強いチームが相手だと思っておりました。

※このブログはチームへの愛で書かれていますので、多少きつい事が書いてあったとしても大目に見てください。(笑)

午後12時、Kickoff!

シャンオーレのフォーメーションは4-2-3-1。1回戦に出場しなかったNO.7高橋がボランチに入り、1回戦ボランチスタートだったNO.6渋谷が右サイドハーフにそれぞれ変更。ヒロキのボランチは昨年も何試合かあったが、いい時と悪い時がはっきりしているので、今回はいかに!(笑)

 一方、いわき古河FCさんのフォーメーションは3-2-4-1?。

センターバックからの両サイドへのロングフィードは凄いの一言で、ボールの速さ・コントロール・展開は中々県リーグでは見ないなぁ!と思ったら、後で聞いたら東北1部・2部で戦っていた元バンディッツいわき所属の選手だった。それでも簡単にパス通されて、サイドがフリーの場面が多かったかな。(フォーメーションの違いで1枚フリーになった)サイドバックが高い位置にポジションし大きな展開からFWNO.23(高身長)を狙ったサイド攻撃。中も時間を作れる選手がいて連携して崩せる印象のチームだった。

前半の入りは非常に悪く、相手のプレスや先程書いたロングパスをガンガン通され、ピンチの連続、相手コーナーキックの精度も高く競ってくる選手も180cmオーバーとかなりな迫力でゴールに迫っていた。が、NO.21中鉢がほぼ競り勝ってピンチを凌ぎ無得点に抑えていた

シャンオーレも前半15分を過ぎたあたりから、シャンオーレもリズムを取り戻し、相手サイドバックが上がり大きく空いたスペースに展開する形が徐々に表れてきた。

前半の序盤戦を観戦して思うのは

最近、たとえ県リーグでも、両SBは質・運動量、トランジション(ボール奪取後とボール喪失後の切り替え)が多く求められ、休まない重要なポジションで、強いチームは良いSBがいる!があたり前。シャンオーレのSBはトランジションの部分は考えて欲しいところだ。

多分、頭で分かっていてもメンタルの問題かね?

均衡を破ったのはシャンオーレ!

前半20分、吸水タイム明け、相手スローインから自陣ゴール前のボールをカットし、NO.10五十嵐からNO.8岡部へと繋ぎNO.77吉成へ、左サイドをドリブルで相手陣内に進入、NO.21中鉢がペナルティエリアへパスを出すもいわき古河のDFに当りサイドラインを出る。スローインから再びNO.21中鉢に渡り、相手に当ててコーナーキックを獲得!

この場面が今年のシャンオーレらしい攻撃が象徴的な場面であった。

自陣からNO.8(2タッチ)→NO.10(キープ4タッチ)→NO.8(2タッチ)→NO.77(ドリ4タッチ)→NO.21(2タッチ)で少ないボールタッチで相手ゴール前まで運んでいる。東北2部であっても簡単にボール奪取されなかったのは、チームとして自信にしても良いと思う。

コーナーキックの場面へ!

NO.7高橋がGK前へ絶妙なキック!GKがパンチングするもNO.4芳賀が競り勝ち後方へ、こぼれたところを、NO.21中鉢が左足で冷静にゴールマウスへ!

24分にも自陣から、NO.14三好ボールカットし、NO.7高橋へタテパスが入り2タッチでNO.21中鉢へ、NO.21もダイレクトで再びNO.7へ!(壁パス!)更にダイレクトでNO21!頭で落としてNO.6渋谷がシュート!この間自陣ゴール前からシュートまで16秒!係わった選手4人全て2タッチ以内!素晴らしい攻撃だったわ!

この辺は相手にやりたい事をさせない、シャンオーレのペース!全然通用するとここまでは思ったよ!

しかし、同点に追いつかれる

36分、相手コーナーを跳ね返し、ボールを奪取!したところまでは良かったが、NO.77が難しいパスを選択し、中央のNO.21へ。このボールを奪取され、守備の形ができる前に左サイド深く侵入、折り返しをヘディングシュートでゴール左に決まる。結果論ではあるが残り5分のところだったので、パスをサイドへ選択していればなぁ。まああのパスが通っていれば大チャンスだったのは言うまでもない。

自陣で攻撃のスイッチが入ったところをボールを奪われ、ショートカウンター喰らうと結構簡単にシュートまで持ってかれる!相手の切り替えトランジションは早かった。

これはいい教訓になりました。ハイ。

これでチームがガクッと落ちなかったのも、2つ目の評価できる点。

前半ラスト40分!相手ゴールキックからNO.26からNO.77へタテパスが入り、サポートしたNO.10が右サイドNO.8へパス!2タッチでバイタルエリアへクロスを上げたところにNO.21中鉢がGKとDFの裏に入り込む!完璧な攻撃!

であったが相手SBに後ろから押され倒れるもレフリーはノーホイッスル!

いや、何回見てもPKやろ!(笑)

【問題のシーン】

※中鉢選手の凄いところは、これぐらいの競り合いで倒されても、決して文句を言わないのが並の選手じゃないところです。みんな見習いましょう!

この後こぼれたボールを拾ったNO.77がクロスを上げるもGKにキャッチされる。このシーンで誰かがバカっ!って言ってるように聞こえるのは俺だけ?(笑)

以上前半は1-1で終わる。

後半シャンオーレボールでスタート。

後半6分、失点

NO.17の不用意なファールから相手がFK獲得。ゴール正面のボールを相手NO.23とNO.4芳賀が競り合い、後ろからNO.1矢部がボールキャッチを試みるもキャッチできず、こぼれたところ相手に押し込まれた。このプレーでNO.4芳賀が負傷し一時フィールドの外で治療となった。

ここでの反省点は、FK前はマンツーマンでマークしていたが、ボールがゴール前に来た時、相手3人が進入してきたがディフェンスしていたはずがマークから外れていた事。NO.4芳賀が負傷して倒れたので、後ろの選手がフリーとなり決められてしまった事。

セットプレーでのディフェンスが課題として浮き彫りとなったかな。

失点シーンでの相手とシャンオーレ選手の距離感。たとえこのシュートが弾かれたとしても押し込まれてなんじゃないか?

この失点で1-2。

この失点から、相手は前半始めと同じように、ロングボールをシャンオーレサイドバックの後方へルーズな浮き球を供給し始める。更にそこから全体的にラインを押し上げ、セカンドボールを拾って2次・3次攻撃を仕掛ける展開に。

後半12分、またしても失点してしまう!

シャンオーレが中盤で取られたボールを相手FWへ蹴りこむ。その間相手はディフェンスラインを押し上げ、セカンドボールを奪取。サイドへ展開し、シャンオーレゴール前へ精度を欠くパスを供給するが難なく、NO.26池田がクリアと思われたが...

そのクリアボールを拾われ、相手がシュート!NO.1キーパー矢部が左へとを伸ばすも無常にゴールマウスへ。NO.26がブラインドになったかな。

ここでの一つ目の反省点はココ。

試合後NO.6渋谷も言っていたのだが、クロスを入れられたこの場面。NO.17と相手の距離感(デュエルしてない!)NO.6もカバーが遅れている。よってクロスを上げられた。

まぁ上げられても、相手FWは一人でシャンオーレDFは2人でカバーしているからサポートはOK!しか~し

相手は、正面からしか来ていないのに正面へクリア。さらにNO.10五十嵐もカバーに入るが、後ろから来たいわき古河の選手に先に反応されフリーでシュートされた。

サッカーにタラレバは無いけど、周りを確認出来ていればと思った瞬間だった。

ちゃんと相手は走りこんでる来てるのは流石っすね。

これで1-3

この後は冷静になったか?はたまた、いわき古河さんのプレスが弱くなったか、シャンオーレがパスをつなぐ場面が多くなってきた。

失点後の1分後、NO.10五十嵐・NO.7高橋・NO.77吉成が絡み相手ゴール前まで進入し、シュートまで持っていくもファールを受け、FK獲得し五十嵐が蹴るも壁に当りコーナーキックへ。高橋が低いコーナーキックも相手にクリアされこぼれ球を五十嵐がカバー、またファールを受けFK獲得。NO.14三好がけるもチャンスにはならなかったが、攻撃のリズムを取り戻していった。

後半20分、吸水タイム明けにシャンオーレホットラインが繋がる。

NO.14三好から左サイドに張っていたNO.21中鉢へロングフィードのパス。中鉢がヘディングで落としたところにNO.7高橋が入りそのままドリブルを開始、バイタルエリアまで進入したところでシュートと思われるところを後ろから来た中鉢へ置いていくようなバックパス。そのままダイレクトでシュートするもキーパー正面でキャッチ。この攻撃も自陣から5タッチでシュートまで持っていく。いやフツーに凄くない?(笑)

後半26分にも、NO.77吉成が強烈な左サイドへミドルシュート!相手キーパーが左へ飛んでパンチングで防ぐ。また後半30分にも相手FKからゴール前混戦でシュートを放たれるもNO.1矢部が右に飛んでスーパーセーブする場面も!

ラスト5分前に、シャンオーレもパワープレイを仕掛ける。NO.14三好を前線まで上げ、ロングボールを供給。

しかしいわき古河さんは、跳ね返し、逆に徹底的にサイドバックの後ろへロングボールを供給、中でもいわき古河さんのキーパーのパントキックは県リーグでは見ないクオリティですね。前線FWが高いので時間を作れる高いキックを多く蹴り、その間にディフェンスラインを押し上げ、あっという間に全員がセンターラインを越えてくる。

いわき古河さんの戦術が徹底されている印象でした。

試合はそのまま1-3で終了。天皇杯は2回戦で敗退となった。

その後、いわき古河FCさんは3回戦を5-1で勝利、4回戦は東北1部のFCプリメーロさんと対戦するも惜しくも0-1で敗退した。

試合後、監督はロングボールの戦術のチームに負けるのは一番悔しいとコメントしていたのが印象的だった。

更に精進して、全社福島県大会に臨みましょう!

試合は6月13日(日)福島市十六沼サッカー場13:30 Kickoffです!今のところ無観客試合ではないので、一緒に応援してくれる人お待ちしています!

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