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ランニングビギナー覚え書き

ランニングはきわきわを狙いましょう。

楽ときついの狭間、きわきわを狙うと気持ちの良い走りを続けられます。ストレッチやマッサージのイタ気持ちいいを狙うイメージです。

キツいの基準は自分で判断しやすいと思いますが、ラクの基準て自分では分かりにくい人もいると思います。

ランニングマニュアル本には、会話ができる程度の速さを推奨しているものが多いです。

でも、このコロナ時代で中々会話しながら走るのもはばかられますよね。

そこで私がお薦めしたい判断基準は、鼻呼吸を続けられるかどうかです。鼻呼吸で走れているうちは、ラクに走れていると判断して良いと思います。

口呼吸で、ハアハアしてしまうようになったら、頑張り過ぎです。

さあ、ではラクとキツいのきわきわを狙って気持ち良く走りましょう。

続いて継続するコツについて。

ダイエットや健康維持など、目的を持って走るのも悪くはないですが、それだとよほど精神力が強くないと続かないし、心が疲れてしまいます。

極端な話10メートルで疲れるならそこまででもいいのです。それじゃ短距離走より短いじゃんってつっこまれても気にする必要は一切ありません。人と比べることにはまったく意味がないです。

続けるコツは頑張らないこと。走ることそのものを気持ち良いと感じられたらもう成功者と言っていいです。そのためにはきつくなるまで走ったらだめ。楽すぎてもだめ。きわきわを狙って気持ちよくなってください。

私はこんな失敗をしました。

スモールステップで続けようと思って10分ランから始めました。そして、毎日1分ずつ走る時間を長くしていきました。

目標は60分走ること。始めて1ヶ月で40分走れるようになり、それくらいまでは楽しく続けられたのですが、そこからキツくなってきました。

でも昨日より1分長く走るという明確な目標があったので苦しくても頑張ることができたし、毎日達成感がありました。明確な目標が功を奏し、50日間走り続け、目標の60分ランを達成できました。

問題はそこで緊張の糸が切れてしまったことです。明確な目標に向かって背伸びした目標を追いかけた結果、走るのが気持ち良くなくなっていたんです。

気持ちよく走れた40分くらいを維持しておけば良かったのです。60分ランがきつくて続かなくなった私は、いつしか走るのをやめてしまいました。

こうした経験もあって、楽とキツいと間「きわきわ」を狙って走ろうと思いついたわけです。

きわきわの目安の持ち方について説明します。

走るときに、だいたい距離や時間などどれくらい走ろうと決めると思いますが、その予定の半分ほど走ったときに「ああ、あと半分でランニング終わっちゃう」っていう惜しい気持ちになれると丁度いいと思います。そうした気持ちを持てれば、翌日のランニングも楽しみになります。

反対に「あーまだあと半分もあるのか、だるいなあ」と思う人は頑張りすぎです。もう少し走る量を減らしましょう。

あと夜のランニングは気をつけてください。てか、あまりおすすめしません。街灯があっても暗いところは足元が真っ暗だったりします。

その上マスクをしていると私みたいな眼鏡さんは、眼鏡が曇って視界が狭まります。闇と狭い視野、それに今日みたいに雨上がりだと地面も滑りやすいです。走り慣れた道だとしても、夜ランはハイリスク。できれば明るいうちに走りましょう。

ストレッチしなくても快適に走れるからストレッチ不要論もあるみたいですが、やったほうがいいです。ストレッチすることによって筋肉がほぐれ、呼吸が深くなったり、姿勢の保持がしやすくなったりする。その結果、着地の衝撃を体全体でバランス良く吸収してくれ、膝や腰を長持ちさせてくれる。これは長く走り続けるために重要なことです。

それにしても、こういう籠城の日々が続くと、気分転換になるランニングを趣味にしていて良かったなあとつくづく思います。