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【日刊ドローン情報 No.170】JR西日本、JAXA、故障予測AI技術を活用した宇宙機のヘルスマネジメント事業に関する共創活動開始

 JR西日本とJAXAがタッグを組んで,人工衛星の異常兆候検知AI開発に取り組むようです。
 記事によると,人工衛星は健全性確認に必要なテレメトリデータ(稼働状況データ)を取得し,地上に送信しているようですので,異常診断に必要なデータはそろっているようです。ですので,どういった過程で故障するのか,といった故障進展フローが定まっていれば,異常兆候検知のアルゴリズムを組むのは,さほどハードルが高くないのでは,と考えます。ただ,人工衛星は部品点数の多さや,無重力空間での物理現象という特殊性があるので,そういった点が鉄道やほかの地上の設備よりも難しそうですね。
 ドローンも,テレメトリデータを取得できますし,世の中に無数に飛んでいるドローンのテレメトリデータを収集して異常検知AIが開発されれば,ドローンの安全性もより高まって,社会の受容性も高まっていくのではないでしょうか。

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