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【日刊ドローン情報 No.81】「未来の電柱」夢洲で実験 ドローンと連動し大阪・関西万博で迷子を救う? 関電の「スマートポール」

 大阪・関西万博での実用化を目指して,スマートポールという新しい電柱が開発されているそうです。この電柱は,カメラや太陽光パネルが付いており,カメラとAIで迷子を捜したり,ドローンや携帯の充電ができるというもの。
 ドローンが電柱で充電できれば,わざわざドローンポートまで戻る必要がないので,物流や警備,点検などのドローンが実用化された際には,より効率的な運用ができそうです。
 例えば,現在人が目視で行っている配電線の巡視も,ドローンが移動カメラとして常に巡回し,映像をクラウドにアップロードしてクラウド上のAIが異常を分析。電柱で充電ができない現在の環境では,一度基地まで戻らなければいけないので,基地から電池が半分消耗する距離までしか巡回範囲とすることができません。
 一方で,ドローンの充電ができる電柱が普及し,電柱で充電することができれば,どこまででも飛べるので複数台で運用する必要があった巡視も1台でできるということにつながります。
 電柱はどこにでもあるものなので,その電柱がちょっと便利になると,世の中は大きく変わるかもしれませんね。

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