怪物 を見て感じたこと 感情は〈無かった事〉にはできない
是枝監督と坂本裕二さん脚本の映画、という情報だけを事前に知り、映画を見てきた。
あまりの没入感に、鑑賞後の1、2時間は放心状態というか心ここに在らずな状態で、そのまま帰宅した。
後半の、子供時代特有の世界は前半の暗く不気味な物語と対比してより美しく感じ、それだけで涙が出そうだった。大人や他人の世界と隔離された、自分たちだけの世界。それは自分たち以外の人に対してどう言葉にしても伝わる気がしないし、伝えようとも思わない、自分たちだけのものだった。
あの感覚を私は思い出した、自分