見出し画像

なぜ風呂上がりおぱんちゅ 8/11あたりの日記

・金曜日、ちょうど仕事終わりに新宿から小田急線に乗っていた時に神奈川で大きめの地震。
車内でけたたましく鳴る無数のサイレンに誰も動揺していない状況がかえって恐ろしい。

新宿から数駅のところで完全に電車が止まってしまい、「運行の見込みは立っておりません」と何度もアナウンスされていたので諦めて歩くことにした。
止まった駅は歩いたことのないエリアだったから、非日常感があって不思議な気分だった。何事もなかったかのようにワインバーでグラスを傾ける老夫婦、ガラスの向こうで体幹トレーニングに励む大量のタンクトップマッチョ、普段見られない光景を流しながら自宅へ向かう。

代々木公園外周の公園にあるトイレの壁が透明だった。たぶん鍵をかけるとスモークがかかるやつ。
一番右のトイレには、明らかにズボンを下ろして用を足しているおじさんの姿が見えた。壊れてる???そういう趣味????
行き交う人々がおじさんのトイレを展示場のように眺めている光景も非日常だった。

自宅に近づいて知っている道に出た時にもまだ電車は止まっているようで、歩道いっぱいに金曜夜の開放的な人々が歩いていて集団下校みたいだった。
30分ちょっと歩いてようやく帰宅。
多少涼しい夜だったもののそれだけ歩いたからさすがに汗びちょびちょ。
すぐにシャワーを浴びながら「あのトイレなんだったんだろう」と頭の上に雲を浮かべた。

(▼故障だったみたい)

・土曜日、地道に勉強していたクラウド系の資格試験。初級レベルながらも自信はなく、そわそわしながら会場に向かった。

入学試験のように一斉に始めるわけではなく、受付をした順にどんどんパソコン室のようなところに案内されて各々で始める形式だった。
ああいう場所でベルトコンベアのように案内される感じがちょっと好き。健康診断もそう。お互いがあくまで機械的に動いていて脳みそを一切使っていない感じが楽しい。

PCの前に座ったらようやく脳みその出番で、4択や並び替えなど40問を淡々とこなしていく。
制限時間は45分だったが、ものの10分で一通り解答を埋め終えてしまった。試験料13500円がこんなにあっけなく終わってしまうのか。
さすがにそのまま終了するわけにはいかず、じっくり見直しをして終了ボタンをクリックしたら「合格です」と表示された。なんて淡白な。
でもこれで会社から試験料を出してもらえるから助かった。

・胸を撫で下ろしながら自宅に戻り、ひと休憩してから美容院へ。
「店の向かいに肉まん屋ができたんですよ」という会話から「1個いくらだと思います?」とクイズを出されて解答に困った。肉まん屋の相場知らなすぎる。
「ちなみにコンビニは大体150円ぐらいですね」と謎の助け舟を出してくれて、「300円とか、、?」と答えたら嬉しそうに「420円です」と正解発表。
「エェタカイデスネェ」と棒読みで返した。なんだこの時間。

美容院を出て向かいの肉まん屋を覗くと、細い入り口から見える空間は美容院のような佇まいだった。
看板にも店先にも一切肉まんの文字が無く、知っていないと絶対入れない。そりゃ420円するよ

・日曜日、『ひらやすみ』を読んでからずっと行ってみたかった阿佐ヶ谷の七夕祭りへ。
商店街のアーケードは両サイドでかき氷やリンゴ飴などを売っていてザ・お祭りという感じで楽しかった。
夏休み真っ最中のキッズでそこらじゅうが溢れかえっていて、そのお母さん同士で愚痴を言い合いながら腕を組んでいるのもザ・お祭りだった。

若干ヤンチャめな兄ちゃんも多くて、色んな人が行き交う中で「おぉ!」と声を掛け合うような光景が多かった。これもなんとなく阿佐ヶ谷っぽくていい。
ケバブ屋のアジア系兄ちゃんがカタコトでキッズと触れ合ってるのも良かった。

なぜ風呂上がりおぱんちゅをチョイスしたんだろう

アーケードは熱気で溢れていて、途中に見えたブックオフへ避難。
しばらく涼んだ後、なんとなく目に留まった星野源の『いのちの車窓から』を買った。
後で気づいたが阿佐ヶ谷はかつて星野源が暮らしていた街で、小さな小さな巡り合わせに嬉しくなった。

アーケードをヨチヨチと歩いてようやく出口へ。
方向的にも南阿佐ヶ谷に向かっていたので、ついでに「むつみ荘」に行ってみることにした。
何度も何度もラジオやテレビで触れられてきた春日のむつみ荘、当たり前だが住宅街の中にあったので一回気づかず素通りしてしまった。
本物のむつみ荘にちょっと感動してから汗だくで帰宅。
『ひらやすみ』の聖地巡礼的なこともできて大満足だった。

実在したんですね
ここがあの釣り堀…!!
推されていた

脳内の引き出しが足りないので外付け脳みそとして活用しています。