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夏のハジマリ 7月半ばの日記

・つくばロックフェス、ボランティアスタッフ時代も含めると7年目の参加だった。
スタッフをやっていたから知り合いが至るところにいて、年に1回この場所でしか会わない人たちとの再会に毎年同窓会のような気分になる。

主催の伊香賀さんにもすれ違いざまに「ながちゃんじゃん、しれっといた笑」と声をかけられる超アットホーム空間。
出演者もお客さんもスタッフも、会場ののんびりとした空気に包まれているように改めて感じた。
日本一雰囲気の良いフェスなんじゃないか。

個人的ベストアクトはクリトリック・リス。
会場であるキャンプ場の管理人のおっちゃんが完全に酔っ払っていて、永遠に合いの手を入れていたのがかえって良かった。
「仕事の電話きちゃった〜〜!!」とケータイを掲げるおっちゃんにブチ上がる観客。もはやおっちゃんがベストアクトかもしれない。

最後には全員で「Don’t Look Back in Anger」をみんなで大合唱。フジロックで日程的にノエルを観られないから、予想外のドンルク大合唱を体験できて嬉しかった。

▼胴上げされてるのがおっちゃんです

あとはTENDOUJI。
本当に全員が楽しそうに演奏していて、観ている私たちも自然と体が揺れてしまう。
間奏でくるりの「ロックンロール」の一節を挟み込んでいたのも最高だった。
自分たちは晴れバンドだと話していて、本当にTENDOUJIの時間帯だけビカビカに晴れていて凄かった。雨の出番を経験したことがないらしい。

行き帰りは大学時代の先輩たちと車で移動していたのだが、音楽のアンテナを張っているのはもちろんのこと、お笑いのアンテナも全員が異常なほど高くて車内がカオスだった。
白桃ピーチよぴぴの話題で1時間盛り上がれるのはこの人たちしかいない。

・先ほど終わった27時間テレビ。たぶん17時間分ぐらい観てた。
深夜帯のあのグダっとした空気に夏を感じてしまうのはテレビっ子の性で、中学生の頃ワンセグでこっそりラブメイト10やたけしの中継を観てワクワクしていた時の記憶が思い起こされる。

学校かくれんぼやカギダンススタジアムなど、いわゆるZ世代に振り切った内容に賛否があったようだが、結果的には大成功だったと思う。
「ミリオン家族」直撃世代だからかくれんぼを観るとどうしてもワクワクしてしまうし、生徒に扮した秋山の溶け込み具合など見どころが多くてずっと楽しめた。

そしてカギダンススタジアムはコンセプトである「日本一楽しい学園祭」を体現したようなラストで痺れてしまった。
はじめは「最後ダンスかよ」と若干冷ややかな気持ちで観ていたが、一気に心を奪われて夕食を作る隙がないほど夢中で画面にかじりついてしまっていた。
難易度の高いダンスに挑戦する秋山や4分間踊り続ける松尾はめちゃイケの岡村オファーシリーズを観ているようで、ベタに「やっぱテレビが一番だわ」と思わせられてしまった。特に秋山の必死さと楽しさが入り混じる表情がしばらく脳裏にこびりついている。あのダンスはしばらく忘れられないだろう。
何より学生と練習を重ねたことによる一体感、溢れる喜びや悔しさが本当に学園祭のようで青春弾けまくりの多幸感が画面いっぱいに満ちていて、観ているこちらもめちゃくちゃ楽しかった。

・業務スーパーでメロンアイスが売っていて思わず購入。
おそらく15年以上ぶりのメロンアイスは、変わらない味と変わらないシャリシャリ感だった。
もちろん容器は洗って乾かしている。
夏の始まりに、最高のインテリアが1つ増えた。

脳内の引き出しが足りないので外付け脳みそとして活用しています。