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子供と一緒に海外帯同して大変だったこと

まあ留学したこともあるし、大丈夫でしょ〜。仕事無いし、日中何しようかな〜とか楽観的に考えてましたけど。子供が家にいたら子育て子育て子育てなんすね。子供がいることで気づいた海外帯同立ち上げの苦労。

1)子育てはノンストップ
考えたら当たり前だけど、何が起ころうが、子供の面倒見るのはノンストップ。時差ボケで疲れていようが、不動産やと色々やりとりあろうが、手続きが色々あろうが、引越し片付けがあろうが、彼らがお腹が減る頃にご飯を用意し、眠くなる頃には寝かしつけ、暇な時には遊び相手になってあげなきゃならない。我が家はこっち来て2週目で住むところ決まって、でも入居日がさらにその2週間後。一緒に内見行ったり、他の手続きしたりする日もあったけど、夫は昼も夜も引き継ぎだ歓迎会だと結構不在で、ワンオペで朝から晩まで慣れない土地で面倒見続けてかなり疲れた。
最初の2週間は1日2回も仮宿近くの公園連れてったり、ショッピングモール行って見たり、子供むけの博物館に連れてったりして日中の時間を潰した。オモチャも送ったりしてるから、限られた数しか持ってきてないし。
その次の2週間は住所確定してたので、午前中は公園とかで適当に遊んで、午後はその後通う予定の保育園に長男は慣らし保育的に預けてた。電車通い。保育園終わるまで、下の子とその周辺でランチ食べたり散策したり。
今思えば、MixBで事前に日本人のシッターさん調べて、仮宿に来てもらって数時間遊んでもらったり、奴らの気を引く新しいおもちゃを色々小出しに買ったりすれば良かったなと思う。そしてそのためのお金を用意しとくべきだった。初期投資として。

2)子供の食べ物がいまいちわからない
ミルクもお菓子も離乳食も全然知らないブランドのものばかりだから、これでいいのか?と最初は買うのに無駄に頭使うというか。ご飯もフライドポテトは喜んで食べるんだけど、毎日それもどうなのという感じだし、ただでさえ寄り好みしがちな奴らに何を食べさせたらいいんだ〜!と好みの食べ物を探し当てるのにもエネルギー吸い取られた。送った荷物届くまでは調理器具も最低限で、外食とか出来合いのものに頼らざるをえないし。でも想像以上にロンドンで日本食が浸透してるっていうか、テイクアウトの寿司とかもあるから、それはすごい助かった。WasabiやItsuというファストフード的寿司チェーンの胡瓜巻きやらアボカド巻きを何回食べさせたことか。救世主。
お菓子は保育園のお迎え時にみんなお腹すいて親からスナックもらいながら帰ってるから、何食べてるのか観察しまくってた。
下はまだ離乳食だったけど、その頃はあまりより好みしない子だったので、こっちでよく売ってるチューブに入ってる離乳食普通にバクバク食べてて助かった。

3)子供の体調不良はいつでも
やっぱ熱出したり、中耳炎なったりするもんで。熱冷ましとかも最初はこれで本当にいいのか…と、ドキドキしながら買い、病院にもほぼ挙動不審で連絡して病状説明したり。
自分1人だったら、頭痛咳鼻水腹痛くらいで、適当に鎮痛剤とか風邪薬買って休めば治るから、病院連れてくべきか、薬局で薬買って様子見るべきかの判断したりも色々日本と基準が違う感じだし、慣れるまで判断にエネルギー取られた。
こっちだと38度以上じゃないと発熱とは言わないようだし、日本では解熱剤も整腸剤も鼻水の薬とかも出るけど全くでないし、抗生剤必要な症状とか、発熱とともに発疹が出てるとかじゃないと結構家で様子見てくださいと言われた。

4)家族のケアは求められるが、自分のケアは誰もしてくれない
やっぱ環境変わって、慣れない英語で、どこに何があるか頭に入ってない新しい土地で、友達もいないし、自分を含め家族みんな色々とストレス溜まるんだよね。これは本当に最初というよりは、ちょっと時間が経った後の方が大きいかも。あれあれなんか違う、想像はこうじゃ無かった、上手くいかない〜みたいのが出てくるのかな。子供は保育園行き渋りしたり。夫もなんか新しい仕事と慣れない英語でキャパ狭まりまくってるし。自分ももちろんキャパが縮んでいる。そういう負の感情の受け止めたり、新しい生活を整えるためのフォローをしなきゃいけないけど、私のフォローは周りに余裕ができるまで誰もしてくれないから耐えるしかないっていうね。マジで毎晩のように飲んでたわ、ストレスで。下の子10ヶ月でこっち来て、母乳より飲酒を優先し、ほとんどミルクで断乳気味だったがするわ。病んでんな〜。愚痴言いたくても、そーゆー話する女の友達が周りにまだ全然いないしね。そんなときテレビ電話してくれたり、LINEで話聞いてくれた友達たちの優しさ泣けるぜ。似たような感じでアメリカに帯同してる友人がいて、zoomでたまに話してるんだけど、これもすごいメンタルサポート。

ということで、駐妻だなんだと言われてるけど、みなさん異国での生活を立ち上げててすごいと思う。別の国からスライドで来たママとかもいるけど、もーすごすぎる。転勤族の奥さん数年スパンでこーゆーことやり続けてるんだなと思うと、偉いなぁと心から尊敬する。日本国内だって、子供が学校変わったり、行った先々でお家と生活整えるのすごい労力でしょう。今思えば、会社の上司や同僚の奥様方、みんなできた方たちなんだろうなと思う。

あとやっぱ引越しって何かとお金かかる。こちらで知り合った日本人ママたちとこの前話してたら、みんなやっぱ最初は立ち上げにお金想像以上にかかりカツカツだったと。JTCの転勤、現代版参勤交代なんじゃないの。

立ち上げ大変だから、旦那さんだけ先に行って生活整えて、奥さんと子供は後から着いて行くというパターンもよくあるし、理にかなってると思う。でも私は1人で3歳と0歳連れて、長距離フライト耐える自信が無かったんだよな。あと期間が2年しか無いから、早く行って早く慣れた方がいいのかなともちょっと思った。

なにはともあれ、転勤に限らず、キャリアで自己実現を追い求めながら家族も維持するってのは結構労力のいることだよな。